GoogleのSGEは検索広告の上と下のどちらに表示されるのか?

[レベル: 上級]

Google の SGE の試験公開が昨日日本でも始まりました。

Google から公式発表も出ています。

この記事では、SGE が有効になっている検索結果の広告の位置と、SGE の試験終了時期について考察します。

検索広告はスナップショットの上?下?

SEO に取り組んでいる人は、SGE が生成するスナップショットでオーガニック検索が下に追いやられることに懸念を感じているかもしれません。
クリックを奪われる可能性があるからです。
同じ理由で、検索広告を出稿している広告発行者も不安な気持ちを抱いているかもしれません。

現状、検索広告をスナップショットの上と下の両方に表示するテストを Google は実行しているようです。
ランダムに切り替えるのではなく、ユーザー単位で分離していると思われます。

こちらは、僕がメインで使っている Google アカウントでの検索結果です。
SGE スナップショットがトップで、その下に広告が表示されています。
📝すずき補足:クエリは [中小企業 crm]

SGEスナップショットが広告よりも上

一方、こちらは僕がサブで使っている Google アカウントでの検索結果です。
広告がトップで、その下に SGE スナップショットが生成されています。

SGEスナップショットが広告よりも下

SGE スナップショットが広告よりも先に表示されたアカウントは、常にこの状況です。

SGEスナップショットが広告よりも上
📝すずき補足:クエリは [ネットショップ 開業]
SGEスナップショットが広告よりも上
📝すずき補足:クエリは [東京 結婚式場 ランキング]

広告が表示される検索結果では、どんなクエリでも、「SGE スナップショット → 広告」の順です。

対して、「広告 → SGE スナップショット」の順で表示されるアカウントはどんなクエリでもこの順番です。

SGEスナップショットが広告よりも下 SGEスナップショットが広告よりも下

Google にとって広告は最重要な収益源です。
生成 AI による新しい検索体験を提供しつつも、ビジネスモデルに損害を与えない表示方法を検証しているのでしょう。

米 Google も同じテスト

ちなみに、米 Google もアカウント単位で、広告をスナップショットの上と下のどちらかに表示するテストを行っています。

「スナップショットの下に広告」のパターンです。

SGEスナップショットが広告よりも上

「スナップショットの上に広告」のパターンです。

SGEスナップショットが広告よりも下

個人的な体験としては、スナップショットが上の場合は、生成に多少なりとも時間がかかるので SGE を素通りして下にスクロールしてしまっているような気がします。
一方で、広告が上の場合は、SGE のスナップショットだということを認識せず(スクリーンに出ていないので生成に気付いていないため)、今までの検索結果と同じように行動しました。
📝すずきメモ:スナップショットが見えなかったため、しばらくは SGE が起動していないのかと勘違いしていた

ただ、そもそも僕は広告をクリックしないので、どちらのパターンがクリックされやすいのかどうかの判断ができません。
📝すずき独り言:SGE を有効にしているのは、検索に興味がある人が大半なはずで、一般ユーザーの行動データを取るのは難しいのでは?という気がしないでもない

試験はいつまで続く?

SGE は全ユーザーに一般公開されていません。
Search Labs からオプトインする必要があります。
📝すずき注:Workspace アカウントでは現状オプトインできないと思われる。またメイン言語は日本語でなければならない。日本国外からはアクセスできない

Search Labs の SGE 有効化のパネルには、試験の終了日は「2024 年 2 月」と書かれています。

終了日「2024 年 2 月」

米国でのテストは日本よりも早く、2023 年 12 月に終了です。

Ends Dec 2023

この期日以降に正式公開ということなのですかね?

きっと予定なので本当の正式公開は流動的だとしても、正式公開までには広告を SGE スナップショットよりも上に表示するか、下に表示するかが決定されているのではないでしょうか。

さらに、日本の SGE はテキストだけのスナップショットです。
米国のスナップショットはバリエーションが豊富です。
広告の配置以外にも、さまざまな改良が今後続くでしょう。