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一般ユーザー向けに提供している Google+ を閉鎖することを Googleはアナウンスしました。
終了までの移行期間を確保しつつも、来年 (2019年) の8月末までには完全終了する予定です。

ユーザーのプライバシー保護が最大の理由

Google+ は、Google 独自のソーシャルネットワークとして 2011年6月に招待制で開始されました。
3か月後には一般公開されています。

ところが僕たちがよく知るように、ソーシャルネットワークとしての地位を確立するまでには至っていません。

一般ユーザー向けの Google+ のエンゲージメントは低く、ユーザーセッションの 90% は5秒に満たないとのことです。

しかしながら、ユーザーに支持されなかったことが一因ではあるにしても、Google+ の終了を Google が決定した理由は別のところにあるようです。
それは、ユーザーのプライバシーとセキュリティの保護という観点によるものです。

今年の初めに、Google は Project Strobe(プロジェクト ストローブ)というプロジェクトを立ち上げました。
Google アカウントと Android 端末データにアクセスできるサードパーティ製の API に対して抜本的な見直しを図ることを目的としたプロジェクトです。

Google+ が提供している API にはさまざまな不具合がありました。
最大で 50 万人の個人情報が漏れた可能性もあるとのことです。
最大限の労力をかけて改善に取り組んできたものの、問題点を完璧に解消することができず Google+ のサービス提供を最終的に断念することを Google は決定したのです(バグの具体的な内容は公式アナウンスで説明あり)。

ソーシャルメディアとしては Google+ は失敗したけれど

Google+ は検索プロダクトではないものの、SEO にも影響を与えうるプロダクトとして注目された時期もありました。

サイトで公開した記事を共有できる +1 ボタンを提供し、ウェブ検索結果の中に Google+ での共有を混ぜるソーシャル検索を始めました。
+1 の数がランキングに影響するのかどうかが大きな議論になりました。

Google+のリアルタイム検索がかつては存在しました。

Google+ 同様に今はなき検索結果での著者情報には Google+ のフォロワー数などの情報が表示されたこともありました。

Search plus Your World という Google+ が影響するパーソナライズ検索を覚えている人もいることでしょう。

こう考えると、Google+ はことごとく失敗しているように見えます。
ですが、決してそうではありません。
ソーシャルメディアとしては結果を残せませんでしたが、Google フォトやハングアウトは、もともと Google+ の中で利用する一機能でした。
スピンアウトして、今は単独のプロダクトとして多くのユーザーに利用されています。

こう考えれば、Google+ は決して失敗作ではなく価値があったと言えます。

Google+ は SEO 情報の宝庫だった

Google フォトやハングアウトを抜きにしても Google+ には価値がありました。
しかも SEO 上の価値でです。

Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏や Gary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏、古くは Matt Cutts(マット・カッツ)氏が Google SEO に関わる情報をいくどとなく Google+ に投稿してくれました。

新たな投稿は見込めないとしても、Google+ の閉鎖によってこうした貴重な情報が失われてしまうのは非常に残念に思います。

いずれにしても、Google+ は 10 か月後、2019 年 8 月に終了です。

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