Google、FeedをDiscoverに名称変更。アプリだけではなく検索トップページにも出現

[レベル: 上級]

Google は Feed(フィード)を Discover(探す)に名称変更し、機能を拡張しました。

Discover(旧 Feed)は、Google アプリの一機能で、そのユーザーが興味関心を持つであろうコンテンツを検索することなくウェブから自動で集めてくれる機能です。

Feed から Discover へ

英語の名称は「Discover」で、日本語では「探す」になっています。

英語では Discover、日本語では発見

デザインも変わりました。
そのコンテンツのトピックを表す見出しが Discover のアイコンと共に中央に位置します。

Discover の見出し

最新情報だけではなくユーザーにぴったりのコンテンツを取得

Discover に掲載されるのは最新のコンテンツばかりではありません。
たとえ公開から時間が経過していたとしても、そのユーザーにふさわしいと Google が判断すれば古い記事でも取得されます。

たとえばイタリア旅行をあなたが計画していることを Google が認識していれば(フライトやホテルの予約メールやカレンダーで把握できる)、半年前に公開された、イタリアのおすすめ観光スポットや美味しいレストランの記事が Discover に現れるかもしれません。

ギターを習い始めたユーザーにはギター初級者向けのコンテンツが Discover に多く選ばれるし、ギター上級者であればさらに腕に磨きを上げるのに役立つコンテンツが Discover に選ばれます。

また Discover には、より多くの動画と画像コンテンツが出現するようになるとのことです。

Google ホームページにも登場

Google のホームページにも Discover は出現します。

何かを検索しようと Google のホームページにアクセスすると Discover が出ているのです。
何かを検索しようと思って Google に来たのに、ついうっかり Discover に出ていた記事を読みに行ってしまったなんていうことがあるかもしれません。

Discover の展開は徐々に始まっているようです。
僕の端末では、名称だけは Discover(探す)に変わりましたが、機能そのものはまだ以前の Feed(フィード)のままです。

Discoverでは、ユーザーの興味関心にマッチしていれば、検索されなくてもユーザーを獲得できます。
さらに、Google のホームページから検索ユーザーを奪える可能性も秘めています。

新たなトラフィック源として、Discover は期待できそうです。
もちろん、その期待を現実のものにするためにはユーザの役に立つコンテンツが必要なことは言うまでもありません。