Googleは、ウェブページに設置できる「+1」(プラスワン) ボタンを一般公開しました。
Google +1は、3月末に公開されたサービスで気に入った検索結果にマークを付けることができます。
これに対して+1ボタンは、ウェブページに設置するパーツです。
ツイートボタンやはてなブックマークボタンと使い方は同じです。
(<= すぐ左に見えるので分かりますね。)
【UPDATE】一部のブラウザでは表示されないようです。
+1を付けたページがあなたの友だちの検索結果に出てくると、あなたが+1を付けたということが分かります。
同じように、あなたの友だちが+1を付けたページが検索結果に出てくると、あなたにはそれが分かります。
また友だち以外のユーザーが+1を付けたときは、その人数が分かります。
+1ボタンのコードはこちらのページから入手可能です。
【UPDATE】キャプチャは英語ページですが日本語ページが準備されています。
4つの大きさが準備されていて、日本語を含む44の言語が利用できます。
ただし日本語と言っても、ツールチップのメッセージが日本語になるだけ(のはず)です。
設置方法は簡単で、大きさと言語を選び、できあがったコードをページに貼り付けます。
2つコードがあります。
1つは、headセクションの中またはbodyセクションの終了タグの直前に挿入します(コメントは入れなくてもいいですけど)。
もう1つは+1ボタンを表示したい場所に挿入します。
※ボタンサイズに応じてこのコードは変わります。
現在、検索結果で+1を見ることができるのはGoogle.comだけです。
グローバル展開するそうですが、時期については触れていません(勢いで設置してしまいましたが、僕たちが設置しても今はあまり意味がなさそうですね)。
ですが、日本語のヘルプができあがっているのでいずれは日本のGoogleにも導入されるはずです。
気が早いですが、SEOに関わってきそうな部分についてヘルプから触れておきます。
+1 がサイトの検索パフォーマンスに及ぼす影響
友だちや知人からのおすすめコンテンツは、ほとんどの場合、他人からのおすすめコンテンツよりも関連性が高くなります。……
パーソナライズ検索の一種なので、友だちが+1したページが上位に出やすくなります。
+1は、Googleアカウントにログインしているときだけ有効です。
将来的には、通常のランキングの指標として利用する可能性が十分にあると、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)はコメントしています。
検索結果でサイトの +1 が表示される場合
……内容の重複が Google によって検知された場合、1 つのバージョンのみが検索結果用にインデックスに登録される場合があります。その結果、他のバージョンの +1 は、検索結果に表示されない場合があります。 ……
…… Google では、各ページの優先しないバージョンに rel=”canonical” プロパティを追加することで、可能な限り多くの検索結果に +1 のアノテーションを表示させることができます。このプロパティでは、次のように正規化バージョンを参照する必要があります。……
1つのページで複数のURLができあがっている場合、いわゆる重複URLが存在する場合はどれか1つしか検索結果に表示しないことがあります。
検索結果に出したいURLがあるなら、rel=”canonical”タグを使いなさいということです。
もっとも、+1があろうがなかろうが付けるべきですね。
モバイル ブラウザのユーザーへの +1 ボタンの表示
現時点では、モバイル検索の結果には +1 ボタンは含まれません。ただし、自分のウェブページに追加した +1 ボタンは表示できます。
ウェブ検索自体が日本のGoogleには導入されていないので、まったく無関係といえば無関係ですが、モバイルの検索結果には未採用です。
+1 付きのページがクロールされる頻度
+1 を付けることは公開目的の操作なので、このボタンはサイト内のクロール可能な公開ページにのみ追加してください。このボタンを追加すると、+1 ボタンの表示またはクリックに応じて Google がそのページをクロールまたは再クロールし、ページのタイトルとその他のコンテンツを保存します。
+1ボタンの設置・利用でクローラが来るみたいです。
インデックスの促進に使えそう。(笑)
SEO関連ではありませんが、最後に+1があなたの友だちをどうやって判断しているかを引用します。
+1 ボタンのアノテーションが表示されるユーザー
すべてのユーザーが集計アノテーションを表示できます。ログインしたユーザーには、以下のユーザーからのパーソナライズされたアノテーションも表示されます。
- Gmail(または Google トーク)のチャット リストに登録されているユーザー
- Google 連絡先の [Myコンタクト] グループ内のユーザー
- Google リーダーや Google バズでフォローしているユーザー
Googleのサービスのなかでの繋がりを見ているようです。
Googleは先日、ソーシャル検索とウェブ検索の融合を日本をはじめとする英語以外のGoogleにも展開しました。
ソーシャルな要素を検索に組み込もうとする努力の姿勢が伺えます。
Googleはソーシャルでうまくいった試しがないので、人ごとながら心配にはなりますが頑張ってもらいたいものです。
P.S.
設置したはいいけれどツイートやはてブは数字が付いても、+1はゼロのままのような気がして不安。
「ご祝儀」でこの記事の+1ボタンくらいは押してくださいw
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