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パンダ・アップデートは日本語のサイトにすでに導入されているのか、Googleから公式な情報はいまだ出ていません。

また導入された場合でも米国と比べて与える影響の程度は低いだろうとのことですが、導入済みがハッキリしない今の時点では影響度の判断のしようがありません。

変動があったとしても、パンダ・アップデート以外の要因によることも考えられます(事実、パンダ・アップデート以降に十数個のアルゴリズム変更を実行している)。

パンダ・アップデートだけにこだわるべきではないとこの前も言ったのですが、パンダ・アップデートについて面白い見解を見つけたので紹介することにします。

パンダ・アップデートは、「質の低さ」を判断するのに「直帰」の状況を見ているかもしれないというのです。

まずこの見解における「直帰」を定義しておきます。

ここでの直帰は以下を意味します。

“Googleの検索結果に表示されたあるページをクリックし、
戻るボタンを押すなどしてごくわずかな時間、数秒で検索結果ページにすぐに戻ってきて、
別のページをクリックする。”

「直帰」といっても、定義はさまざまです。
アクセス解析ツールやアクセス解析を説明する人によって異なってきます。

この記事での直帰は、検索結果と検索結果に出てきたページを短い時間で行ったり来たりを繰り返すことを意味します。
※記事をよく読まずに記事タイトルや記事の冒頭だけを読んで勘違いするのはやめてネ

この見解を示したのは、特にリンクビルディングのエキスパートとして著名なSEOコンサルタントのJim Boykin(ジム・ボイキン)氏です(去年参加したPubCon Vegasで会って話してきました。政府系・大学系のサイトからリンクを狙って獲得する「トラストベイト」という手法は圧巻でした。)

以下は、低品質の判断と直帰率の高さの関連性をボイキン氏が推測する記事です(最後のはインタビュー)。

それぞれの記事についての細かな内容については省くとして、GoogleのAmit Shigal(アミット・シンガル)氏が米ワイアードに受けたインタビューのなかでの発言や、GoogleのSteven Levy(スティーブン・レヴィー)氏が先日出版した『In The Plex: How Google Thinks, Works, and Shapes Our Lives 』というタイトルの書籍に書かれている記述、またGoogleをはじめYahoo!Microsoft(Bing)など検索エンジンが出願・取得している複数の特許から判断すると、直帰する傾向が強いサイトをパンダ・アップデートが質が低いとみなすのはごく自然なことだとボイキン氏は疑っているのです。

Singhal did say that the company added numerous “signals” or factors it would incorporate into its algorithm for ranking sites. Among those signals are “how users interact with” a site. Google has said previously that, among other things, it often measures whether users click the “back” button quickly after visiting a search result, which might indicate a lack of satisfaction with the site.

On the most basic level, Google could see how satisfied users were. To paraphrase Tolstoy, happy users were all the same. The best sign of their happiness was the “long click”. this occurred when someone went to a search result, ideally the top one, and did not return. That meant Google has successfully fulfilled the query.  But unhappy users were unhappy in their own ways, most telling were the “short clicks” where a user followed a link and immediately returned to try again. “If people type something and then go and change their query, you could tell they aren’t happy,” says (Amit) Patel. “If they go to the next page of results, it’s a sign they’re not happy. You can use those signs that someone’s not happy with what we gave them to go back and study those cases and find places to improve search.”

※長いので日本語訳は省略

パンダ・アップデートでアクセスが下降したクライアントのサイトにも直帰率の高さにボイキン氏は気付いているようです。

直帰に限らずパンダ・アップデートがユーザーの行動を監視している可能性はWebmasterWorldでも指摘されています。

またパンダ・アップデート開発の中心人物で、名前の由来でもあるPandaさんが、Biswanath Panda(ビスワナス・パンダ)氏だったとすると、彼が共著した2つのドキュメントには、ユーザー行動や直帰率に対するアプローチが説明されているそうです。

Googleは、パンダ・アップデートのアルゴリズムを作り上げる際にコンテンツの質が高いかを判断するために使ったという質問の例を23個公開しました。

貴重な情報には違いありませんが、抽象的なものばかりでGoogleが具体的にどこを見ているかは、当然のことながら明かされていません。

検索ユーザーが、検索結果をクリックして訪れたはいいけれど、「このページは違う」と瞬時に察知して戻るボタンを押して検索結果にソッコーで帰ってしまい、そんなことが頻繁に発生するページだったとしたら、その検索クエリに対してユーザーが求めてるのとは違う「質が低い」コンテンツのページだという可能性はおおいにありますよね。

信じられない話ではありません。

検索結果ページへの短時間での直帰と低品質判断の関係をあなたはどう思いますか?

P.S.
Googleは、直帰率をランキングに反映させていないと過去に何度かコメントしています。
また、Googleアナリティクスのデータも検索には絶対に使っていないと断言しています。

Googleアナリティクスはすべてのサイトが導入しているわけではないので僕は信じます。

SERPへの直帰はどうでしょう?
計測しやすい指標ですが、操作もされやすいですよね。

たとえば、ちょっと知ってる人ならAmazon Mechanical turkでも使えば“行って戻って”のプログラムを組むことくらい簡単なはずです。
ライバルサイトを落とすのに使えます。

Matt Cutts氏はパンダ・アップデートのアルゴリズムを公開しないのはどうしてかという質問に対して、次のように回答しています。

our most recent algorithm does contain signals that can be gamed. If that one were 100 percent transparent, the bad guys would know how to optimize their way back into the rankings.

もっとも直近のアルゴリズムには操作されやすいシグナルが存在する。もしそれを100%透明にして(明かして)しまったとしたら、悪いヤツが逆分析して順位上昇に最適化する方法を分かってしまうだろう。

このコメントもボイキン氏がパンダ・アップデートが直帰を見ているに違いないと確信する理由の1つです。

さてさてあなたの意見はどうですか?

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コメント

  • kobayashi より:

    どうも、初めまして?

    今回の記事読ませて頂きました、Googleが検索結果において表示されるページで短時間での直帰=低品質ページと判断されるか、信じられない話ではないですけど、難しいところですね。

    自分のサイトでより良いコンテンツを作成する場合や改善する場合の目安にはなりそうだとは思いますけど。

    *** Reply from Suzuki Kenichi ***
    直帰率を見ていることが本当だとしても、その事実をGoogleは絶対に公開しないでしょうね。
    どちらにせよ検索結果に直帰されないようなコンテンツ作りに励むことは悪くないですね。


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