[レベル: 中級]
Google は、サードパーティの SEO ツール、サービス、アドバイスを利用する際の注意点をまとめたガイダンスを新規公開しました。
またあわせて、SEO 業者に依頼する際の注意点をまとめた既存のガイダンスを更新しています。
サードパーティ製 SEO ツールは不正確なデータを提供する可能性あり
この記事を書いている時点では、ガイダンスの日本語ページは出ていません。
それほど長い記事ではないので全訳を載せます(Gemini による訳を僕が編集)。
サードパーティの SEO ツール、サービス、アドバイスの利用に関する Google 検索のガイダンス
ウェブサイトの SEO を改善したいと考えている場合、サードパーティからのアドバイスや、サードパーティの SEO サービスおよびツールの利用を検討しているかもしれません。このガイドでは、それらの外部の SEO リソースやツールが、Google 検索の公式ガイダンスと確実に一致しているかどうかを評価するための推奨事項を提供します。
- SEO サービスを行う会社への依頼を検討する際は、依頼先の選定方法や成果の評価方法に関する詳細なヒントが記載されたガイドをご確認ください。
外部の SEO アドバイスを評価し、Google の公式ガイドラインに照らし合わせて検証する
インターネット上には、SEO、検索リスティング、および AI エクスペリエンス(「AEO(Answer Engine Optimization:回答エンジン最適化)」や「GEO(Generative Engine Optimization:生成エンジン最適化)」と呼ばれることもあります)に関するサードパーティの SEO アドバイスが数多く存在します。役立つアドバイスもある一方で、「Google がこう言っている」や Google のランキングシステムの仕組みについて、誤って解釈したり主張したりしているものもあります。一般的に、優れたアドバイスとは、データや経験に基づいた意見として自身の主張を位置づけているか、あるいは Google 検索の公式ガイダンスを引用して主張を裏付けているものです。
導入を検討しているアドバイスについては、生成 AI 向けの最適化に関するガイダンスを含む、Google の公式 SEO ガイダンスに照らし合わせて慎重に評価し、ご自身で十分な情報に基づいた判断を下すことをお勧めします。
サードパーティの SEO ツールやサービスの利用について批判的に考える
ご自身で SEO を行う予定がある場合、次のようなサードパーティの SEO サービスやツールの利用を検討されるかもしれません。
- サイトマップの生成支援
- インデックス登録ディレクティブの設定
- 「SEO に最適化された」コンテンツの自動生成の提供
- 既存コンテンツのランキングを向上させると主張するアドバイスの提供
- AI エクスペリエンスや検索フォーマット(「AEO」または「GEO」ツールとしても知られます)の改善を約束
これらのサービスの一部は業務に役立つ場合がありますが、なかには、自社のサービスが Google 検索によって何らかの形で「許容」されている、あるいは「承認」されているかのように主張したり、暗示したりするものもあります。Google はサードパーティのサービスを評価していないため、そのような主張やそれを行う業者には警戒してください。サービスやツールを使用したからといって、ランキングの成功が保証されるわけではないことを念頭に置いておく必要があります。
一部のサードパーティのサービスが提供するデータを、Google から提供されたものであると誤解してしまうユーザーもいます。サードパーティのツールは、Google の内部ランキングデータへのアクセス権を持っていません。また、パフォーマンスを保証することもできません。どのような予測もツール独自のものであり、一般的な予測と同様に、その通りにならない可能性があります。
- サードパーティのツールを使用するかどうかにかかわらず、Google 検索自体から直接重要な情報やデータを提供する、Google のファーストパーティツールである Google Search Console を使用することを強くお勧めします。
有益なリソースも存在する一方で、サードパーティツールを提供するプロバイダーのなかには未検証の主張を行ったり、ランキングシステムの仕組みを誤って解釈したり、自社サービスが Google に公式承認されているかのように誤って示唆したりしている場合があることを Google は注意喚起しています。
こうしたツールには、Answer Engine Optimization(AEO)や Generative Engine Optimization(GEO)をうたう新興の戦略も含まれます。
💬日本では LLMO(Large Language Model Optimization)も流行ってますね
SEO に役立つツールももちろん存在します。
それでも、どのようなサードパーティツールであっても Google の内部ランキングデータにはアクセスできません。
これらのツールが提供するパフォーマンス予測や成功保証は、あくまで独自の推測にすぎないことは理解しておく必要があります。
独自データによる推測であることを説明せずに、あたかも公式データであるかのように売り込んでくる業者は信用に値しません。
最大限の注意が必要です。
SEO 業者の利用を検討するガイダンスの更新
Google は、SEO を支援する代理店やコンサルタントを利用する際の注意点をまとめたガイダンスを以前から公開しています。
中身に更新が入りました。
💬この記事を書いている時点では日本語ページは未更新
ただし、中心となるメッセージは変わっていません。
SEO の専門家を雇うことで、検索でのサイトの露出を大幅に高め、時間を節約できる。
しかし、無責任な手法を用いた場合には評判やランキングに悪影響を及ぼすリスクがあるため、その手法を Google の公式ガイダンスと照らし合わせて慎重に評価する必要がある。
どちらかというと、書き直したと言った方が適切かもしれません。
それでも以前のガイダンスと比較した場合の主な変更点は次のとおりです。
- AI 関連の新規追加:
最新バージョンでは、SEO が提供するサービスとして「生成 AI 向けの最適化」が明示的に追加されました。AEO/GEO に関するアドバイスが Google の公式な生成 AI 最適化ガイダンスに沿っているかどうかを確認する項目も新たに設けられました。 - サードパーティ SEO ツールへの懐疑的姿勢の追加:
新バージョンでは、Google がサードパーティの SEO ツールを推薦していないこと、およびこれらのツールが Google の内部ランキングデータにアクセスできないことを明確に警告する記述が追加されました。 - 簡略化と統合:
シャドー ドメイン、ドアウェイページ、有料掲載詐欺、悪質な SEO 業者の警告サインなど、旧バージョンに含まれていた詳細な事例の多くが削除されました。Google への URL 送信方法に関する長い説明も省かれました。最新ページはよりコンパクトになり、「詐欺百科事典」的な性格が薄れています。 - トーンの変化:
旧バージョンは詳細な消費者保護ガイドのような印象でした。一方、新バージョンは実用的な採用チェックリストに近い印象です。特に AI 関連の主張やサードパーティツールを中心に、現代的な SEO の主張への言及が強まっています。
1 つ目の SEO 業者が提供するサービスに「生成 AI 向けの最適化 (Optimizing for generative AI)」が加わったことは特徴的な変更かもしれません。
2 つ目のサードパーティ製ツールの利用の注意点は先に紹介したガイダンスの公開を反映しています。
なおここにも、AI 関連の記述が含まれています。
If they have advice on optimizing for AI experiences (also known as “AEO” “GEO” services), is their advice aligned with Google Search’s official guidance on optimizing for generative AI features?
AI エクスペリエンス向けの最適化に関するアドバイス(「AEO」「GEO」サービスとも呼ばれる)を提供している場合、そのアドバイスは生成 AI の最適化に関する Google 検索の公式ガイダンスに沿っていますか?
◇ ◇ ◇
サードパーティの SEO ツールが悪いという話ではなく、そのツールが出すデータや主張をそのまま信じすぎないことが大切です。
特に AEO、GEO、LLMO のような AI 関連のサービスが増えている今だからこそ、Google の公式ガイダンスや Search Console のデータを基準に判断する姿勢が重要です。
とはいえ、Search Console のデータ利用推奨について Google に一言言わせもらうなら、AI 検索に関する詳細なデータを一刻も早く提供してほしいものです。
