Googleがスパム防止ガイドを更新、AIツールの生成ページも対象か?

[レベル: 初級]

Google は、ユーザー生成スパムの防止ガイドのドキュメントを更新しました。
リンクで共有されたコンテンツのインデックス登録をブロックする方法と、Search Console で不正行為を監視する方法に関するガイダンスが追加されています。

ドキュメントを更新した理由は、検索向けではないユーザー作成ページがインデックス登録されるのを防ぎ、スパムを早期に検出できるように、プラットフォームを支援するためとのことです。

更新内容

更新内容を説明します。

ツールも対象

まず、冒頭の段落に記述が追加されました。

更新前:

Spammers often take advantage of open comment forms and other user generated content inputs and generate spammy content on an unsuspecting victim site. Hosting platforms may be similarly open to abuse; spammers may create a large number of sites that violate our spam policies and add little or no value to the web.

スパマーは、公開コメント フォームやその他のユーザー作成コンテンツの入力欄を利用して、無防備なサイトでスパム コンテンツを生成することがよくあります。ホスティング プラットフォームでも同様に不正行為が起きる可能性があります。スパマーによって、Google のスパムに関するポリシーに違反し、ウェブにほとんどまたはまったく価値をもたらさないサイトが多数作成されることもあります。

更新後:

Spammers often take advantage of open comment forms and other user generated content inputs and generate spammy content on an unsuspecting victim site. Hosting platforms and tools that let users publish shared pages, generated content, or web apps may be similarly open to abuse; spammers may create a large number of pages or sites that violate our spam policies and add little or no value to the web.

スパマーは、公開コメント フォームやその他のユーザー作成コンテンツの入力欄を利用して、無防備なサイトでスパム コンテンツを生成することがよくあります。ユーザーが共有ページや生成コンテンツ、ウェブアプリを公開できるホスティングプラットフォームやツールも、同様に悪用される可能性があります。スパマーによって、Google のスパムに関するポリシーに違反し、ウェブにほとんどまたはまったく価値をもたらさないページやサイトが多数作成されることもあります。

ℹ️この記事を書いている時点では日本語ドキュメントは未更新のため、翻訳は僕による

強調した記述が追加されました。

プラットフォームだけではなくツールも対象であることが明記されました。
具体的なツール名には言及していませんが、普及してきた AI 関連のツールもきっと含まれているはずです。

検索向けのコンテンツのみをインデックス登録する

「検索向けのコンテンツのみをインデックス登録する」セクションが追加されました。

Only index content meant for Search

If your service lets users create shareable pages, generated outputs, or interactive tools, consider whether that content is meant to be found through search engines or only accessed directly by people with a link.

When pages are created for direct sharing, collaboration, or utility rather than public search discovery, apply the noindex rule (using a robots meta tag or X-Robots-Tag HTTP response header) or block crawling in robots.txt by default.

検索向けのコンテンツのみをインデックス登録する

サービスでユーザーが共有可能なページ、生成されたコンテンツ、インタラクティブなツールを作成できる場合は、そのコンテンツを検索エンジン経由で見つけてもらうことを意図しているのか、それともリンクを持っている人が直接アクセスすることだけを意図しているのかを検討します。

ページが公開検索での発見ではなく、直接共有、共同作業、またはツールとしての利用を目的に作成されている場合は、デフォルトで noindex ルールを適用します(robots メタタグまたは X-Robots-Tag HTTP レスポンスヘッダーを使用する)か、robots.txt でクロールをブロックします。

追加のモニタリング方法

サービスの不正使用をモニタリングする方法に次の 2 項目が追加されました。

  • Verify your site or subdomain in Search Console so you receive email alerts if Google issues a manual action against your site or detects security issues. Also check the Page Indexing report and Search performance report regularly for unexpected spikes in indexed pages, impressions, or queries that don’t match your platform’s purpose.
  • Track platform-level creation and indexing metrics, and set up alerts for anomalies such as spikes in newly published public pages or a small number of users generating a large share of indexable URLs.
  • サイトまたはサブドメインを Search Console で所有権確認すると、Google がサイトに手動による対策を実施した場合やセキュリティの問題を検出した場合に、メールで通知を受け取れるようになります。また、ページのインデックス登録レポートと検索パフォーマンスレポートを定期的に確認し、インデックス登録済みページ数や表示回数の予期しない急増、プラットフォームの目的に合わない検索クエリがないか調べます。
  • プラットフォーム全体でコンテンツの作成やインデックス登録に関する指標を追跡し、新たに公開されたページの急増や、少数のユーザーがインデックス登録可能な URL の大部分を生成しているといった異常について、アラートを設定します。

◇ ◇ ◇

共有ページや生成コンテンツを公開できるサービスの運営者は、検索向けではないページをデフォルトで noindex にしておくのが無難です。

Marie Haynes さんは X の投稿で、AI ツールやアプリ構築プラットフォームに対する手動対策が出てくる可能性を指摘しています。
Google は具体的なツール名を挙げていないので実際にそうなるかは現時点では分かりませんが、可能性はありそうです。