Gemini 経由の訪問が「ダイレクト」に? UTM タグで見えた隠れた流入

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Gemini は外部リンクに utm_source=gemini パラメータを付与するテストを実行していたようです。
しかし、すべての参照トラフィックがリファラーを送信してはおらず、実際には、約2 倍のアクセスを送信していた可能性があります。

Adobe のデータが示す、Gemini 経由の訪問は実際には 2.1 倍

Adobe のプロダクトマネジメント担当の Cedric Huesler(セドリック・ヒュースラー)氏によると、2026 年 9 月の 11 日間、Gemini は外部リンクに utm_source=gemini というタグを付けていました(タグ付けは 9 月 29 日に終了か?)。
これにより、Gemini 経由の訪問が普段のアクセス解析でどれだけ見落とされているかが一時的に見えたとのことです。

使われたデータは AEM Operational Telemetry で、1,000 以上のドメインにおける実ユーザーの訪問が対象です (ボットは除外)。

タグが付いていた期間も、gemini.google.com のリファラー付きの訪問数は横ばいでした。
一方で、それと同じ数のタグ付き訪問がリファラーなしで届いていました。
大半はモバイル (76%) で、検索からの訪問者と同じように振る舞い、深い階層のページに着地していました。
通常であれば「ダイレクト」として計上される訪問です。

結果として、実際の Gemini クリックはリファラーだけで見える数の 2.1 倍でした。

さらに、リファラー付き訪問の約 4 分の 1 にはタグが付いていませんでした。
そのため、リファラーなしの訪問にもデバイス別に同様のタグ欠落率を当てはめると、約 2.5 倍になると推定しています。

ヒュースラー氏が示した、推定分を含む全体の流入の内訳は次のとおりです。

分類 割合
Gemini として識別される 40%
通常はダイレクトに分類されるが、タグで識別できた 約 41%
Google またはその他のリファラーとして分類される 約 2%
ダイレクトに分類され、タグもないと推定される 約 18%

SEO 担当者に向けたアドバイス

ヒュースラー氏は SEO/GEO 担当者に向けて、Gemini リファラルのセッション数の 2 倍を最低ライン、約 2.5 倍を実用的な推定値として扱うよう勧めています。
残りは、深い階層のページに着地したモバイルのダイレクトセッションに紛れているはずとのことです。

自サイトの比率を知りたい場合は、9 月 18〜28 日の「リファラーなしの utm_source=gemini セッション」と「gemini.google.com からのリファラル」を比較することを提案しています。

ヒュースラー氏による、この LinkedIn 投稿には Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏も反応しました。
「どこかでリファラーが失われているのか?」「タグとリファラーの両方があった方が役立つのか?」とヒュースラー氏に質問しています。

ヒュースラー氏の返信は次のとおりです。

ネイティブのモバイルアプリやデスクトップアプリでは、開発者が明示的に設定しない限り、通常は HTTP リファラーが設定されません。その点、UTM パラメータのほうが扱いやすく、設定漏れも起きにくいのだと思います。個人的には、一貫していれば気になりません。

このデータを見ると、Gemini はウェブサイトへのリンクを表示するすべての場所で HTTP リファラーを設定しているわけではないことがわかります。

それと、UTM パラメータの有無で同じページが別々に検索結果に出ないよう、Google の検索インデックス側でパラメータを取り除くべきなのは確かです。ただ、それは別のチームが担当する別の問題ですね ;)

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ヒュースラー氏の分析が正しければ、通常のアクセス解析では Gemini からのトラフィックが半分以上見落とされている可能性が高いということになります。
Gemini リファラルの数値は多めに見積もり、モバイルの「ダイレクト」に AI 経由の訪問が隠れていないか確認しておきましょう。