Bing WMTのAIパフォーマンス レポートが進化、検索意図・トピック・引用シェアを可視化

[レベル: 上級]

Bing ウェブマスターツール の AI Performance レポート4 つの新しい指標が追加されました。

  • Intents
  • Topics
  • Citation Share
  • Compare

順に説明します。

Intents(検索意図の分類)

Intents(検索意図の分類)は、AI に引用された Grounding Query(グラウンディング クエリ)を、より大きな意図のカテゴリに分類します。

たとえば、次のようなカテゴリにラベル付けされます。

  • Informational(情報収集)
  • Commercial(商業・購買)
  • Navigational(ナビゲーション)
  • Research(調査)
  • Learn and Solve(学習・問題解決)
  • Creation(コンテンツ作成・生成)
  • Local(ローカル)

意図カテゴリの分類により、「どのクエリで引用されたか」だけでなく、「どのような目的のユーザー体験で引用されたか」がわかります。

Topics(トピック分析)

Topics(トピック分析)は、関連する Grounding Query をテーマ単位でクラスタリングします。

たとえば、次のグラウンディングクエリは「Solar Energy(ソーラーエネルギー)」にまとめて分析されます。

  • solar panels(ソーラーパネル)
  • solar energy efficiency(ソーラーエネルギー効率)
  • residential solar installation(住宅用ソーラー発電設備の設置)

キーワード単位ではなく、AI が認識するテーマ単位で AI 検索での露出を把握できるようになります。

Citation Share(引用シェア)

Citation Share(引用シェア)は、特定の Grounding Query において、自サイトが獲得した引用割合を表示します。

  • 従来の指標:Citation Count(引用回数)
  • 新しい指標:Citation Share(引用シェア率)

引用シェア率により、「100 回引用された」だけでなく、「そのトピック全体の引用のうち何 % を占めているか」がわかります。

引用シェアは、競合ドメイン名の表示やランキング測定の用途ではなく、AI 上での露出の変化を観測するための指標だと Microsoft は説明しています。

💬赤の囲み枠は左から、Intents(検索意図の分類)・Topics(トピック分析)・Citation Share(引用シェア) AI パフォーマンス

Compare(期間比較)

Compare(期間比較)は、現在の期間と過去期間を重ねて比較できます。

例:

  • 直近 30 日 vs. 前の 30 日
  • 任意の期間どうし

特定期間のデータを比較することで、コンテンツ更新後の変化や季節要因、AI モデル変更の影響、引用傾向の推移などを確認できます。

◇ ◇ ◇

Bing ウェブマスターツールの AI パフォーマンス レポートに新しい指標を追加した理由を Microsoft は次のように説明しています。

これらの新しい機能は、AI を活用したエクスペリエンス全体でコンテンツがどのように表示されるかについて、より高い透明性を提供する Microsoft の継続的な取り組みの一環です。AI による回答が、人々が情報を見つける方法の中でより大きな部分を占めるようになるなか、パブリッシャーには、単なる引用数の集計以上のものが必要です。つまり、それらの引用の背景にある文脈、トピック、相対的な存在感、そして時間の経過に伴う変化を理解するのに役立つレポートが必要なのです。

💬強調は僕による

うん、Google に向けて声を大にして伝えたいメッセージですね!