アダルトコンテンツを扱うサイトは全種類のリッチリザルトの資格なし!?

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アダルト関連のコンテンツを掲載するウェブサイトは Google の検索結果でリッチリザルトを表示できないようです。

ガイドラインにおけるアダルト コンテンツの扱い

次の 2 つのリッチリザルトに関しては、アダルトコンテンツは対象外であることがコンテンツ ガイドラインに明記されています。

しかしながら、構造化データ一般のコンテンツ ガイドラインでは、一部の特殊なアダルト関連コンテンツは対象外にしていますが一律には禁止していません。

小児性愛、獣姦、性的暴力、暴力行為や残虐行為、差別、危険な行為を助長するコンテンツは禁止されています。

アダルトコンテンツは全種類のリッチリザルトの資格なし?

ところが、Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏によれば、すべての種類のリッチリザルトがアダルト コンテンツを扱うウェブサイトでは対象にならないはずだそうです。
商品と評論家レビューに限定されません。

最近はチェックしていないものの、自分が認識している限りでは以前からそうだったとのことです。

もっとも、リッチリザルト用の構造化データをアダルト コンテンツのページに追加したからといって、手動対策を受けることはありません。
評価が下がることもランキングを下げられることもありません。
Google のシステムがアダルト コンテンツであることを自動で認識し、リッチリザルトを表示しないようにするだけです。

アダルト専門サイトでなくてもセーフサーチに捕まる?

アダルトコンテンツかどうかは、言い換えればセーフサーチの対象になるかどうかです。
つまりセーフサーチで除外されるコンテンツは、リッチリザルトを表示できません。

ここで注意すべき点があります。
アダルトコンテンツだけを扱うアダルト専門サイトでなくても、リッチリザルトの対象から外れることがありえます。

サイトの大多数がアダルトコンテンツの場合は、一般的なコンテンツのページであっても(安全を期すために?)セーフサーチでフィルタリングすることがあるそうです。
つまり、サイト全体のページがリッチリザルトを表示できなくなります。

さらに恐ろしいことに、実際にはアダルト サイトでなくてもアダルト コンテンツと認識されていまいリッチリザルトの対象外になってしまうケースがありそうです。

たくさんのアダルト関連コンテンツを掲載していた医療系サイトが、すべての FAQ リッチリザルトを失ってしまったとの報告があります。
リッチリザルト テストの検証では構造化データの実装に問題はなく、URLを単独で検索すると FAQ リッチリザルトが出てくるそうです。
ですが、通常の検索結果ではリッチリザルトがまったく出てこなくなりました。

具体的にどんなコンテンツなのか、セーフサーチに引っかかっているコンテンツなのかなどの詳細がわかりません。
したがって、アダルトコンテンツとしてみなされてしまったことが理由でリッチリザルトが消滅したと断言することはできません。

それでも、テーマはアダルトではなくても性的コンテンツを大量に扱うサイトは注意したほうがいいのかもしれません。
コンテンツ ガイドライン違反だと Google にみなされてリッチリザルトを表示できなくなる可能性を否定できません。