独自IPアドレスはSEOに効果なし

一般的に、レンタルサーバーでサイトを公開するときは、自分以外の他のウェブマスターと借りているサーバーを共有します。

したがって、同じIPアドレスを割り当てられた複数のサイトができあがります。
「Virtual Host(バーチャル ホスト)」なんていう言い方もしますね。

SEOの世界では、何人もで共有されたIPアドレスよりも、自分だけの独自のIPアドレスを持つサイトのほうが、有利だという主張があり、たびたび議論が交わされます。

しかし、これは真実ではないようです。

Google Groups(Google グループ)でGoogleのBerghausenさんが、Unique IP Addressesに関して次のようにコメントしました。

Lots of sites are hosted on shared IPs. If this had a negative effect on ranking, it would harm most of the sites on the web–and that’s not good for small webmasters or for our users. So, understandably, sharing an IP should not have an effect your ability to rank.

My advice: don’t worry about it. Host your site however you think is best, and instead spend your time focusing on the content–making sure your pages are easy to navigate for users regardless of their browser or hardware, and ensuring that the content you provide is informative and unique.

“たくさんのサイトが、共有IPでホスティングされている。もしこれがランキングにネガティブな影響を与えるとしたら、ウェブにあるほとんどのサイトに悪影響を及ぼすだろう。それは、小規模なウェブマスター、つまり私たち(Google)のユーザーにとっても良くないことだ。
だから、疑いようもなく、IPアドレスを共有することが、ランキングに影響を与える可能性はない。

私のアドバイスは、こうだ。
そんなことを心配するな。自分がいちばんいいと思うサイトで運用すればいい。そんなことよりも、コンテンツに労力を費やすべきだ。
たとえば、ユーザーがどんなブラウザやハードウェアを使っていようが、ウェブページを閲覧しやすくするとか、提供するコンテンツが役に立つ情報を与えて独創的であるようにする、といったことだ。”

もっともなことですね。
独自のIPアドレスを使うオプションサービスを利用したり、自分でサーバーをたてることはお金がかかります。

お金持ちが検索結果で有利になるのは、ウェブマスターにとっても、ユーザーにとっても、Googleにとっても有益なことではありません。

共有のレンタルサーバーを使う僕たち一般庶民でも、上位表示を狙うことは十分可能です。(笑)