Googleニュースで適切な画像を表示させるために、schema.org の画像または og:image を設定するようにGoogleは推奨している。また、ソーシャルメディアの投稿にも schema.org や OG (Open Graph) で指定した画像が利用される。Googleニュース発行者はもちろんのことコンテンツ発行者は、少なくとも og:image で必ず画像を指定しておくこと。
Google SEO
hreflangの設定ミスを通知する警告メッセージをGoogleが一斉送信
Googleは、hreflangの構成に間違いがあるサイトに対して一斉に警告メッセージを送っている。今までにはなかった新しいタイプの警告だ。ゲイリー・イリーズ氏によれば、hreflangの警告メッセージはモバイルユーザビリティ警告のときに送った通知の15%程度の数になるとのこと。
次回のペンギンアップデート更新は数か月先、前回更新から1年の間隔が空きそうな気配
ペンギンアップデートの次回更新はまだ数か月は先のようだ。Googleのゲイリー・イリーズ氏がTwitterで一般ユーザーからの質問にそう答えた。最後のペンギンアップデート更新は2014年10月下旬に実行された。前々回の更新から1年以上の間隔が空いていた。同じように次回更新も1年ほどの間隔が空きそうな気配。更新間隔をもっと短くすることが最終目標だともイリーズ氏は言っているがいつの話になるかはわからない。
PDF内のリンクはPageRankを渡すことをGoogle社員があらためて肯定
PDF文書のなかに貼られているリンクは、PageRankを渡す。Googleの社員があらためて肯定した。サイト内でPDFを公開する場合は、関連する記事やコンテンツに文書内で言及するならリンクしておくとよさそうだ。PDFを読んでいるユーザーが参照しやすいというユーザービリティ的なメリットだけでなく、PageRankを渡すというSEO的なメリットも得られる。
全ページ共通のテンプレート定型文をGoogleはどのように評価するのか?
テンプレートとして、サイト全体のページの上部に掲載した共通の定型文のGoogleの扱いについてジョン・ミューラー氏が説明した。テンプレートではなくそのページ固有のメインコンテンツに基づいて評価する。定型文のあとに、h1タグからメインコンテンツを始めるのはどこからがメインコンテンツなのかをGoogleに伝える手助けになる。ページ上部の定型文はスニペットに使われることがある。
HTTPS移行後に外部リンクのURLを https:// に変更する必要はない
常時HTTPSへ移行した際に、外部サイトから張られているリンクのURLを https:// で始まるURLにわざわざ更新する必要はない。SEOの観点から見てもUXの観点から見ても、修正によって得られるメリットは労力に見合わないほどに少ない。
不自然リンクの手動対策はSearch Consoleに出てくるリンクを削除すればいいが、ペンギンが問題視するリンクはレポートに出てこないこともある
基本的に、不正なリンクに対する手動対策は、Search Consoleの外部リンクレポートに表示されるリンクを対象にして対応すれば解除してもらえる。しかしペンギンアップデートのようなアルゴリズムは、Googleが認識しているすべてのリンクが対象になる。Search Consoleでは、すべてのリンクがレポートされているとは限らない。
クロール頻度を上げてもランキングは上がらない
たくさんクロールさせても、そのページの評価が上がることはないし検索順位は上がらない。また、サイトマップの <priority> タグをクロールの重要度を示す要素としてはGoogleはほとんど利用しない。
米Yahoo!、検索システムをBingからGoogleに乗り換えか?
米Yahoo!は、Googleからデータ供与された検索結果をテスト中であることを認めた。検索システムとして米Yahoo!はBingを現在利用している。しかし日本のSEOに与える影響はほぼないはず。なぜなら、日本のYahoo!はすでにGoogleを検索システムとして利用しているからだ。
URLを日本語にすべきか? => UXの観点から日本語のほうがいいかもしれないがSEOとは関係ない
“コンテンツの言語と同じ言語をURLに含めるべきかどうか?” ヒンディー語版のウェブマスター向けオフィスアワーで、GoogleのSyed Malik Mairaj氏は、その国の言語でURLを付けることを推奨した。ただしそれはユーザー体験の観点から。Googleの評価が高まりランキングが上がるということではない。日本語URLにすべきかどうかは、対象ユーザーに対して、どちらがユーザー体験を高められそうかで考えればいい。
