ヤフーのクイックリンク(Quick Links)って知ってました?

ブログ読者のogawaさんから、こんな質問をいただきました。

質問なんですが、Yahoo!で「中部大学」や「google」と検索すると、Googleでいう「サイトリンク」みたいなのが表示されています。

これってなんでしょうか?サイトリンクみたいに管理出来る物なんでしょうか。

ちょうど同じタイミングで、EC Studiioさんが提供するSEO掲示板にも同じようなスレッドが立てられました。

例えば、ヤフーで「資格」で検索した時に、一部の検索結果にはサイト名の下に「右下向きの薄青の矢印」がついてそのサイト内の別ページへのリンクが表示されているのですが、これはヤフーが自動で表示しているものなのでしょうか?
あるいは、サイト作成者側で意図的に表示されるようにできるものなのでしょうか?

グーグルでも同様にサイト内のページが箇条書きのように表示されるものがありますが、あれと同じでしょうか?

具体例のキャプチャです。

ヤフーで「グーグル」を検索したときの区クイックリンク

Yahoo!で「グーグル」を検索したときのSERPS(検索結果ページ)です。

1位のGoogleホームページのタイトルの下に、曲がった矢印で「ニュース」「ローカル」「イメージ検索」というサイト内の別ページへのショートカットリンクが見えます。

3位のGoogle Earthには、「ダウンロード」「Google Earth 4.2 で夜空を探索 」「よくある質問」という3個のショートカットリンクが見えます。

別のサンプルです。

ヤフーで「東京ディズニーリゾート」を検索したときのクイックリンク

ヤフーで「クレジットカード」を検索したときのクイックリンク

ヤフーで「SEO」を検索したときの区クイックリンク

Googleには同じようにサイトリンクというサイト内へのショートカットをリスト表示する仕組みがあり、この海外SEOブログでもたびたび取り上げています。

サイトリンクのYahoo版があったなんて、まったく知りませんでした。

これは一体なんのでしょう?
いったいいつから出現しているのでしょう?
どうやったら自分のサイトにも表示できるのでしょう?

調べてみると、米Yahoo!には、「Quick Links(クイック リンク)」という同じような仕組みがあることがわかりました。

米ヤフーでsonyを検索したときの区クイックリンク

こちらは、Yahoo! Seach Blogで公式にアナウンスされています。

どのような条件で表示されるかは、基本的にはアルゴリズムで決定付けられますが、Yahoo! Search Markting(日本のオーバーチュアに相当)のSearch Submit Proの利用者は申請ができるようです。

ただし、約束されるものではなく、ガイドラインに適合した場合にクイックリンクを表示できるらしいです。

日Yahoo!の矢印マーク付きのショートカットは、米Yahoo!のQuick Linksと同じものなのでしょうか。

思い切って、Yahoo! Japanに問い合わせてみました。(笑)

これは、日ヤフーのQuick Linksですか、いつから提供されているんですか、公式のアナウンスはされてますか、どうやったら出せるんですか、と。

そうしたら、なんと回答が返ってきたんです。
ちょっとビックリ。
やってみるもんですね。

以下いただいた回答の一部です。

お客様がご指摘いただきましたとおり、こちらの機能はQuick Linksに相当する機能となります。

こちらのサービスの開始時期でございますが、2006年春頃から提供しております。自動的に抽出し、表示しているものとなりますので、表示される条件につきましては、非公開とさせていただいております。

誠に恐れ入りますが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。

なお、この機能に関するご案内ページは、今のところご用意しておりません。

2006年春というと、2年以上前ですね。
全然気づかなかった。

やっぱりアルゴリズムは内緒なのね。

隠すものじゃないから、ヤフー!検索スタッフブログで紹介すればいいのに。

こんなツッコミを入れたくなりますが、丁寧に回答してくれたYahoo!検索カスタマーサービスの担当者に感謝です。
ありがとうございます。
Yahoo!が、前よりも好きになりました。(笑)

ということで、問題のショートカットリンクは、米Yahoo!でクイックリンクと呼ばれる機能で、2年以上前に日Yahoo!にも導入されています。

出し方は、ヒミツだそうです。

どうやったら出せるんでしょうね。

最初見たときは、ヤフカテ登録サイトが条件かと思いましたが、そうでもないです。

4つ目のキャプチャの「SEO」で検索したときの、seo.fc2.comはヤフカテサイトではありません。

でも大きな要因にはなっているようで、大部分は登録サイトです。

Googleのサイトリンクと違って、1位表示が条件でもないです。

ブランド名が条件のようなフシがありますが、3つ目は一般用語の「クレジットカード」で出現しています。

ただGoogleのサイトリンクもブランド名が条件ですが、絶対ではないので、同じような現象かもしれません。

僕はすでに出ている情報を収集するのは得意なのですが、自分で実験するのは苦手、というか好きじゃないので誰か調べて教えてください。w

希望であれば、ゲストポストとして、このブログに記事投稿してもらいますよ。