問題点修正の効果が出るにはアルゴリズム更新が必要、でも意識すべきはサイトを全体的にすばらしくすること

[対象: 全員]

ある特定のアルゴリズムの影響を受けてその問題点を改善した場合、検索結果に反映されるにはアルゴリズムかデータまたはその両方の更新が必要です。
しかし実際には、ランキング決定にはさまざまアルゴリズムが関わっているため、そのアルゴリズム以外のところで検索結果に変化が現れることもあります。

Googleジョン・ミューラー氏による公式ヘルプフォーラムでの説明

英語版のGoogle公式ヘルプフォーラムで次の質問が投稿されました。

ペンギンアップデートは本当にリカバリ可能なのか?

GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は、この質問に対して次のように回答した後に、

可能。アルゴリズムかデータの更新があればリカバリすることはあり得る。

長い補足を追加でコメントしました。

SEOに取り組む僕たちが必ず知っておきたい重要な内容なので全訳します(読みやすいように改行を増やしています)。

理論的には、もし何か特定のアルゴリズムやそのデータによってサイトが影響を受けその状況の原因になった問題を修正したなら、その変化が現れるにはアルゴリズムかデータ、またはその両方が更新されなければならない。ただし更新した後であっても、そうした変化がすぐには目に見えないことも時にはある。これは普通にあることでもある。

実際には、たった1つのアルゴリズムだけの影響を受けているということは絶対にあり得ない。

クロールとインデックス、ランク付けに200以上の要因を私たちは利用している。1つのアルゴリズムに強い影響を受けているケースがあったとしても、それはアルゴリズムやデータが更新されるまで何の変化も見られないということではない。

たとえば、ウェブスパム対策のアルゴリズム(鈴木注: ペンギンアップデートのことを指していると思われる)によってサイトが強い影響を受けて、ウェブスパムの問題をすべて解決しサイトをすばらしいものにするために一生懸命に取り組んだとする。そうすればアルゴリズムやデータが更新される前であっても、検索結果に変化が現れることもあるだろう。

そうした結果のなかには、あなたが行った改善に直接的に関係するものがあるかもしれない(たとえば別のアルゴリズムがこのサイトは本当に以前よりずっと良くなったと判断した)。あるいは、もっと間接的に影響するものもあるかもしれない(たとえば更新されたサイトをユーザーがとても気に入ってほかの人に勧めた)。

つまりだ、理論上は、あなたのサイトが1つだけのアルゴリズムの影響を受けていてそれが取り消されるとしたら(もちろんそんな取り消され方は実際には存在しない!)、新しい状況に基づいた変化を見るにはアルゴリズムかデータ、またはその両方が更新するのを待つ必要がある。

しかし実際には、もっとずっと多くのことが関わってくる。あなたが行った改善、特に重要な改善はその1つのアルゴリズムとは別のところで目に見える効果をもたらすことだってある。

ここで、心に留めておくと役立つことの1つは、個別のアルゴリズムの個別の要因にだけ意識を向けるべきではなく、サイト全体に意識を向けたほうがもっとずっと意味があるということだ。つまり個別の問題を修正して、それだけが取り組むに値することだと決めつけないことだ。

それはそれとして、そういったアルゴリズムの更新サイクルをもう少し早められたらすごくいいだろうということを私たちは本当にわかっている。担当チームがそのために一生懸命に取り組んでいることを私は知っている(鈴木注: これもペンギンアップデートのことを指していると思われる)。

問題を改善するためにたくさんの時間を費やしてきたのに変化が見られないのはイライラすることだとわかっている。だが当面の間は、上で言ったように、アルゴリズムの特定の局面に意識を向けるのではなく、自分のサイトが群を抜いて絶対的に最高である、あるいはそうなれるように取り組んでほしい。

 

重要ポイントまとめ

長いので重要点を僕なりにまとめます。

  • 問題点修正の効果が出るには、アルゴリズムかデータまたはその両方の更新が必要。
  • 更新してから変化がすぐに現れるとは限らない(普通にあること)。
  • 1つのアルゴリズムだけの影響を受けていることは現実的にはあり得ないので、大きな影響を受けたと思われるアルゴリズムの更新がなかったとしても改善の取り組みによって検索結果に良い変化が現れることがある。
  • 個々のアルゴリズムに目を向けるのではなく全体としてサイトをすばらしくすることに目を向けることが大切。
  • 次のペンギン更新のためにエンジニアたちが頑張ってるからもう少し辛抱してネ。w