Web担当者Forumの連載コーナー「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。いよいよサイトの常時 HTTPS 化が待ったなしになってきた。すでにグーグルの1ページ目に表示される検索結果の 90% が HTTPS だ。そこで、常時 HTTPS 化で失敗したくないあなたに、HTTPS 関連の最新情報を3つ、まとめてお届けする。
2018年9月リリースのChrome 69がHTTPSページの保護された通信ラベルを非表示に
今月(2018年9月)リリースされた Chrome 69 では、HTTPS ページのセキュリティインジケータに「保護された通信」ラベルと https:// のスキームが表示されなくなった。
ベータ版の新Search Consoleが正式版へ昇格。URL検査のライブテストと手動対策ビューアが追加
ベータ版が公開されていた新しい Search Console から「ベータ」が外れた。つまり、正式版の Search Console に昇格した。正式版の昇格と同時に新しい機能が追加されている。若干の UI 変更も加えられている。
Googleコアアルゴリズムで順位が下がったとしても、必ずしもコンテンツ品質に問題があるとは限らない
コアアルゴリズムのアップデートの影響を受けて検索トラフィックが減少した場合、たいていは、コンテンツの品質が低いことが真っ先に疑われる原因になる。しかし、必ずしもコンテンツ品質が低いことが原因とは限らない。コンテンツ品質が十分に高くても、コアアルゴリズムによって順位が下がることがありえる。
SEOが重要なら #(ハッシュ)を URL に含めてはいけない
Google にインデックスさせたい URL に「#」(ハッシュ/フラグメント)を含めることは推奨されない。# よりもあとの部分を削除した URL を Google(および、ほかの検索エンジン)はインデックスするからだ。代わりに History API を用いて一意の URL を各コンテンツに割り当てる構成が推奨される。
コンテンツ作成者のレピュテーションをGoogleは検索アルゴリズムに本当に利用しているのか?
Google の検索結果の品質を評価するためのガイドラインが新しいバージョンに更新された。このバージョンでは、特に YMYL サイトにおける、コンテンツ作成者のレピュテーション(評判や信頼性)に重きが置かれるようになった。しかし、だからといってコンテンツ作成者のレピュテーションを検索アルゴリズムが直接判断しているわけでもなさそうだ。
Google、新Search Consoleのユーザー管理を改良。新機能の追加も
新しい Search Console にユーザー管理機能が先日追加された。単純な移植ではなく、機能の改良や新機能の追加が行われている。
hreflangがGoogleに処理されるには最低2回のクロールとインデックスが必要
hreflang が Google によってきちんと処理されるためには、最低でも2回クロールされ最インデックスされる必要がある。そのため、hreflang は最新のニュースを伝えるコンテンツや更新が頻繁なコンテンツには不向き。
誰が書いたものであろうがそのページにあるコンテンツはすべてGoogleに評価される
誰が書いたものであろうが、あなたのサイトにあるコンテンツはあなたのサイトのコンテンツとして Google に評価される。特に UGC サイトでは、ユーザーが投稿したコンテンツの品質管理が大切だ。
画像検索の新しいリファラーにGoogleアナリティクスが対応、参照元/メディアは google images/organic
画像検索に新しいリファラー URL を導入することを Google は7月にアナウンスしていた。数か月にわたって変更していくとのことだったが、徐々に変わりつつあるようだ。Google アナリティクスには、新しいリファラーによる画像検索のトラフィックがレポートされ始めた。