[レベル: 初・中・上級]

この記事では、モバイルフレンドリーアップデート実施後に、モバイル検索の間でどのくらいの順位下落が発生しているのかを“生のデータ”で紹介します。
対象サイトは、まだスマホ対応していない僕のブログです。w

結論を先にいうと、僕のブログにおいては、幅広いクエリで、順位の下落が発生している可能性が高そうです。
しかし、順位の下落幅はほとんどのクエリで微々たるものです。

調査方法

以下の方法で調べました。

  • ウェブマスターツールの新機能、「検索アナリティクス」のデバイスフィルタ機能でPCとモバイルの掲載順位を比較
  • アップデート実行前のデータは、3月21日〜4月20日の1か月間
  • アップデート実施後のデータは、4月22日と23日の2日間
  • PCとモバイルのどちらでも表示されたクエリが対象

気付いた人がいるかもしれませんが、アップデート実施後のデータはたったの2日分です。
検索アナリティクスのデータ更新は毎日ではなく、今日の時点ではこれが最新になります。

したがって、データの信頼性が十分足るとは言えません。
暫定的な状況と理解してもらったほうがいいかもしれません。

そうはいえど、サードパーティ製のツールによるものではなくGoogleが提供するデータという点では価値があるのではないかと思います。

では結果を見てみましょう。

PC検索とモバイル検索の順位差 ビフォー・アフター

モバイルフレンドリーアップデート 実施前 (3/21 – 4/20)

検索アナリティクスで取得したモバイルフレンドリーアップデート実施前のデータをダウンロードし、スプレッドシートで編集したものです。

モバイル検索での表示回数が多い順に並んでいます。

いちばん右の列がPC検索とモバイル検索の順位の差です。
黄色で塗りつぶされているセルがモバイルの方が順位が低かったクエリです。
−(マイナス)が付いている赤の数字は順位差です。

モバイルフレンドリーアップデート実施前のPC検索とモバイル検索の順位の差

若干、モバイルの方が順位が低いクエリがあるものの、その差はほとんどが1未満です。
0.1や0.2も多くあります。

一部のデータしか見せていませんが、シートの下に隠れているクエリも同様の傾向です。

検索アナリティクスはパーソナライズが働いた掲載順位をレポートします。
検索ユーザーの検索履歴や居場所などの影響で順位が多少変わるので、これくらいの誤差は当たり前に発生します。

反対にモバイル検索のほうがPC検索よりも順位が高いクエリも存在します。
こちらもほとんどは1未満の差です。

モバイルフレンドリーアップデート 実施後 (4/22-4/23)

さて、こちらがモバイルフレンドリーアップデート実施後(4/22 – 23) のデータ(の一部)です。
実施前と同じように、モバイル検索での表示回数が多い順に並んでいます。

モバイルフレンドリーアップデート実施後のPC検索とモバイル検索の順位の差

黄色いセル、つまりモバイルのほうが順位が低いクエリが増えているのに気付くはずです。
下に隠れているクエリでも、セルが黄色になっているものが多くあります。

表示回数が10回以上のクエリでは、約65%がモバイル検索で順位が低くなっていました。
表示回数が5回以上では、約60%でした。

順位差を見てみると、実施前とは異なり1を超えるクエリが増えています。
8〜10と、差が大きいクエリも多少ありました。

とはいえ、1未満も多くあるし、1以上であっても2〜3、4くらいの差です。

大幅下落というほどの状況ではありません。

影響範囲は広いけど、影響力は小さい?

最初にもことわったように、データのサンプル数が少ないため信頼度に欠けます。

またアップデートの展開には1週間以上かかるとのことした。
検索アナリティクスで取得できたデータは、展開がまだ完了していない期間のデータになります。
この点でも信頼度が下がります。

どこまで信頼できるかを脇に置けたとすると、非スマホ対応のページに対して順位下落というマイナス影響を幅広い範囲でモバイルフレンドリーアップデートは与えていそうです。

しかし、そのマイナス度合いは大きなものでありません。
多くは「少しは下がってるみたいだね」レベルの順位差です。

少なくとも僕のブログに限っていえば、影響範囲は広いのですが、影響力は小さいように見えます。

パンダやペンギンとは判断基準が違うためか

モバイルフレンドリーアップデートはパンダアップデートやペンギンアップデートよりも大きなインパクトを与えると、Googleは脅して予想していました。

ですが展開が終わっていないとはいえ、どう見てもパンダやペンギン以上の変動は起きていませんよね。

初代パンダの「11.8%」や初代ペンギンの「3.1%」のように、ペンギンやパンダの更新が検索結果に与える影響度に言及するときには、“a noticeable degree”という言葉をGoogleはよく使います。

これは、「検索結果が変わった」と一般ユーザーがはっきりと気付く程度の変動を意味します。
たとえば、「上位5位の結果のほとんどがこの前とは違う」のようなイメージです。

Googleが意味していたモバイルフレンドリーアップデートが与える大きなインパクトというのは、アップデートの影響によって、“a noticeable degree”ではなく、1つでもいいから順位が動くことを意味していたのかもしれません。

こう考えれば、たしかに幅広いクエリが影響を受けていそうなので、あながち誇張とは言えません。

いずれにしても、一部のデータセンターでは展開が完了したとのことで、今週いっぱいくらいで大方の結果が判明するのではないでしょうか。
もっとも大きなアルゴリズム更新後は、様子を見ながら調整が入ることもしばしばあります。
結論を出すまでには、あと1〜2週間くらい待ってもよさそうです。

P.S.
記事中でも触れたように、あくまでも僕のブログにおける状況です。
すべてのサイトで同じだと意図してはいません。

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