Google、UGCを検索に素早く反映する「UGC Fresh Data Program」を公開

[レベル: 上級]

Google は、ユーザー生成コンテンツ (UGC) を検索結果に素早く反映させるための「UGC Fresh Data Program」を公開しました。

UGC Fresh Data Program とは

UGC Fresh Data Program への参加が承認されたプラットフォームは、投稿されたコンテンツと投稿への反応に関する情報を、専用のデータ取り込みパイプラインを通じて Google に送信できるようになります。
最新で高品質かつ本物のユーザー生成コンテンツが Google 検索の各機能で素早く更新され、ユーザーが一次体験に基づく有益な視点を見つけやすくなることを目的としています。

専用のパイプラインは、注目を集めている UGC コンテンツ専用に設計された仕組みです。
一般的な Web コンテンツ向けの通常のクロールとは独立しています。
コンテンツの追加・更新を直接 Google に送るという点では Indexing API に似ていますが、Indexing API は求人情報やライブ配信動画だけが対象でした。
UGC Fresh Data Program は名前が示すように、UGC コンテンツだけが対象です。

また参加は、コンテンツの質と量、技術面の要件などの基準を満たすプラットフォームに限られます。
参加申請しても、承認や検索への表示は保証されません。

UGC Fresh Data Program 参加要件

UGC Fresh Data Program へ参加する要件の概要です。

  • 対象コンテンツの条件:UGC、ソーシャル投稿、フォーラムのディスカッションを主に扱うプラットフォームが対象。コンテンツは、プロフィールページやフィードページではなく、安定した URL を持つ専用ページに置く必要がある。
  • アクセス性と帰属:コンテンツは Googlebot とユーザーがアクセスできる公開ページにある必要がある。ログインやペイウォールで保護されたコンテンツは対象外。すべての UGC は、公開プロフィールを持つ投稿者に帰属できなければならない。
  • 規模:大量の UGC と、相当数のユーザーベースが求められる。
  • 技術要件:安全な OAuth 2.0 API 認証と、厳密に検証される JSON-LD ペイロードを構築する能力が必要。さらに、各 URL に有効な schema.org 構造化データ(SocialMediaPosting または DiscussionForumPosting、interactionStatistic サブフィールド付き)が実装済み、または実装予定である。
  • コンテンツの健全性:違法コンテンツを公開しないこと、ユーザー報告の仕組みを含む継続的なモデレーションを行うことが必要である。
  • フレッシュネスとエンゲージメント:コンテンツはできるだけ新鮮な状態で、理想的には数分以内に送信する。エンゲージメントカウンターは、作成から 72 時間以内に定期的に更新して送信できる必要がある。

申請の流れ

条件を満たすプラットフォームは、申請フォームから UGC Fresh Data Program に関心がある旨を表明します。
Google からは 6 ~ 8 週間以内に審査状況の連絡があります。
選ばれた場合は、詳しい技術ドキュメントと導入手順が提供されます。

ただし、参加は限定的です。
承認も、承認された場合の検索表示も保証されていません。

プログラムへの参加に関心がある場合は、検索セントラルに公開されているドキュメントで詳細を確認してください。

◇ ◇ ◇

UGC Fresh Data Program は、新しい投稿とユーザーインタラクションの情報を Google に直接送るための専用ルートです。規模が大きく、運営体制と技術基盤が整ったプラットフォームに限られますが、条件を満たしているなら参加申請してみるといいでしょう。

最新の投稿を、通常のクロールよりも素早くクロール、インデックスしてもらえる効果が期待できます。
結果として、より質の高い検索トラフィックを、より多く獲得する機会が増えます。

もっとも、プログラム参加は Google の AI の学習用にデータを(無償で)供与し、ひいては AI 回答に引用され最終的にはトラフィックを奪われるだけだと揶揄する声もありますが。