10年のときを経てGoogle検索にインデント結果が復活

[レベル: 初級]

同一ドメインから 2 つのページが検索結果に出るときに、2 つ目をインデントして表示するように Google は表示形式を変更しました。

10 年ぶりにインデント結果の復活

キャプチャの検索結果はどちらも僕のブログのページからです。
2 つ目は、インデントされて少し下がっています。

インデント結果

こちらは Google のヘルプページから 2 件のページが出ている検索結果です。
同じように 2 つ目はインデントされています。

インデント結果

同じドメインから 2 つのページが同時に出たときに 2 つ目をインデントする検索結果は 十数年前も Google 検索で使われていました。

昔のインデント結果

ですが、これまた 10 年以上前に消滅しました。

10 年のときを経てインデント結果の復活です。
数か月前から Google はテストしていたようですが、おそらく正式に導入したと思われます。

個人的には、同じサイトからの結果であることが視覚的にわかるのでインデント結果は好きなデザインです。

FAQ リッチリザルトは 1 つ目だけ

インデント結果の再開に伴って、ちょっとした注意点があります。

インデント結果では、よくある質問のリッチリザルトは 2 つ同時には出ません。
1 つ目だけに表示されます。

こちらのキャプチャは、一休.com さんと JTB さんのサイトからそれぞれ 2 つページが表示されたインデント結果になっています。

FAQ リッチリザルトのインデント結果

1 つ目の結果にはよくある質問のリッチリザルトが出ています(ちなみに、よくある質問リッチリザルトの Q&A は 2 件だけの表示に少し前に減らされました)。

実は、インデントされた 2 つ目のページにもよくある質問のリッチリザルトの構造化データがマークアップされています。
でも検索結果には表示されていません(それでも JTB さんはレビューリッチリザルトが出ていますが)。

インデント結果の導入によって、よくある質問のリッチリザルトの表示回数やクリック数にひょっとしたら変化があるかもしれません。

[H/T] Brodie Clark