Googleインデント結果が消えた

Googleでは、検索結果に同じドメインからのページが2つ現れるとき、束ねて表示するインデント結果(クラスタリング、ダブルリスティング、ホストクラウディングとも言う)という表示形態があります。

2つ目のページは“インデント”(字下げ)して表示されます。

インデント結果

しかしどうやら、今現在このインデント結果はなくなったようです。

SEMリサーチの渡辺さんが、『Google検索とYahoo!検索の相違点 まとめ (2010年12月3日版)』のなかで次のようにコメントしていました(※強調は鈴木の編集による)。

■ 検索結果のインデント表示
Googleはなし、Yahoo! JAPANはあり(というか、いつからGoogleはインデント表示しなくなったのでしょうか?

調べてみると、連続して表示されるものの確かにインデントされていません。

インデント結果なし

渡辺さんもおっしゃるようにいつからかはハッキリしませんが、おそらく1ドメインから最大4ページを表示するようにアルゴリズムを変更したタイミングではないでしょうか。

1ドメイン4ページ、インデント結果なし

WebmasterWorldで聞いてみたところ、フォーラム管理者のtedsterが次のようにコメントを返してくれました。

I suspect that indented listings did become more rare with those “four” listings. Last month’s algo shift also seems to play into the picture – the change that moved a lot of rankings to an internal page instead of the domain root.

“その「4」リスティングによってインデント結果がますます稀になったのではないかと感じている。先月のアルゴリズム変更が重要な役割を持つようになったようにも思える。どういうことかというと、ドメインルートよりも内部ページがたくさんランキング入りする動きへの変化だ。”

今年の5月にGoogleが検索結果ページのUIを刷新したときにインデントの幅が小さくなったことには気付いていたのですが、なくなるとは想像もしませんでした。

インデント結果はユーザーの視線を引きやすいためクリック率が高い傾向にあったのに残念です。

ちなみに、tedsterがいう内部ページ評価の変化はこのことをいっているのでしょう。