Googleは、ウェブマスター向けガイドラインを大幅に改定した。この記事では、主だった変更点を抽出して解説する。認識しておきたい変更点が数多くある。
Google SEO
年明け直後は順位変動が発生しやすい、理由はコード凍結していたアルゴリズム更新が立て続けに実施されるから
年明け早々に頻発した順位変動の理由を長期休職中のマット・カッツが説明した。12月のホリデーシーズン中はGoogleはアルゴリズム更新を保留する。たまっていた更新を年明けに一度に実施するため、変動が起きやすい。
次期Chromeが高圧縮アルゴリズムのBrotliを実装、ただしHTTPS必須
Google Chromeの次のバージョンから新しい圧縮アルゴリズムのBrotliがサポートされる。Brotliにより、ウェブページの表示が高速になりデータの転送量が削減される。ただしHTTPSが必須。
SEOにおける重要性が薄れている、モバイル検索では書き換えが発生しやすい、などtitleタグの最新事情
ウェブマスター向けオフィスアワーで、Googleのジョン・ミューラー氏がtitleタグに関する参加者からの質問に回答した。ひと昔前とは事情が変わってきているtitleタグの現在の扱いを知ることができる。
コア ランキング アルゴリズムに組み込まれたパンダアップデートは完全に自動更新になったのか? そもそもコア ランキング アルゴリズムとは?
パンダアップデートがコア ランキング アルゴリズムに組み込まれた。結果として、リアルタイムではないにせよパンダアップデートは完全に自動更新になったのか? そもそも“コア ランキング アルゴリズム (Core ranking algorithm)”とは一体何なのか? コア ランキング アルゴリズムに組み込まれていないアルゴリズムとはどのように異なるのか?
Googleの検索アルゴリズムはすべての国と言語で共通、日本語版のパンダやペンギンはない
Googleの検索アルゴリズムは、原則的に、すべての国と言語において共通。国・言語に応じてカスタマイズされてはおらず、同じアルゴリズムが世界中のGoogle検索で一律に機能している。
先週末の順位変動はペンギン アップデートではなかった。日常的なコア ランキング アルゴリズムの更新
先週末に、通常には見られないほどの比較的大きな順位変動が発生した。ペンギンアップデートの更新がタイミング的に疑われたが、そうではなく“コア ランキング アルゴリズム”の更新だった。コア ランキング アルゴリズムの更新に関しては、Googleは通常アナウンスしない。またパンダアップデートとも関係ない。
大規模な順位変動がGoogleに発生、ペンギンアップデート4.0が実施されたのか?
先週末に、平時には見られない比較的規模の大きな順位変動が発生した。いよいよペンギンアップデート4.0が実施されたのではという憶測を呼んだ。しかしこの変動に関しては今のところGoogleからは、ペンギン更新かどうかも含めて具体的な情報は提供されていない。ペンギンかもしれないしペンギンじゃないかもしれない。
ペンギンアップデートの次回更新が近づいている。が、具体的日程はいまだ定まらず
ペンギンアップデートの次回の更新の時期が近づいている。しかし具体的な実施日はまだ決まっていないようだ。Googleのゲイリー・イリーズ氏がツイッターでペンギンアップデートの現状についてコメントした。
引用をblockquoteタグで囲っても重複コンテンツ対策にはならない
ほかのサイトからの引用であることを示すために blockquote タグを使える。しかしGoogleに対しては blockquote タグは引用を示すシグナルにはならない。したがって重複コンテンツの防止に特に役立つこともない。