新しい不自然リンク警告はさしあたり無視して構わない

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Googleが不自然リンク警告の適用範囲を広げたニュースをおととい昨日お伝えしてきました。

新たな不自然リンク警告を受け取ったらどうしたらいいのか、メッセージではいまいち不明瞭です。
しかもメッセージは今のところ英語だけのようで言語設定を日本語にしていても英文が送られてきます。

さしあたり第三者による不自然なリンクを検出したことを通知する警告(ウェブマスターツールで黄色い!マークが付いていない警告)は無視してよさそうです。

Google+のハングアウトで、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が、Barry Schwartz(バリー・シュワルツ)氏からの質問に答えました(10分10秒あたりから)。

ハッキングされたサイトからのリンクのように自分とは本当に無関係な不自然リンクであれば今のところは無視して構わないと言っています。

透明性を高めるために行ったこと、ウェブマスターたちを手助けすることが目的だったが逆に混乱を起こしてしまったこと、にも触れています。

ということで、特別新しい情報ではないのですが、警告をもらったはいいけどどうすべきか悩んでいるとしたらひとまずはそのまま放置でも構わないでしょう。

その不自然リンクはGoogleによってすでに無効化されています。
サイト全体に手動対応(俗にいう「ペナルティ」)が与えられることはありません。

ただしそうはいっても今後脅威となる可能性は否定できないので、問題となっていそうなリンクを特定できて可能であれば外したほうがいいとも言えます(再審査リクエストも送る)。

なお従来の警告(ウェブマスターツールで黄色い「!」マークが付いている警告)は、これまでと同様にすみやかに問題となるリンクを削除し再審査リクエストを送らなければなりません。
手動対応の対象でランキングが下がる可能性が高いです(すでに下がっていることもある)。