サイトマップ登録は意味がないわけじゃないけれど・・・

グーグルウェブマスターツール クロールに関する情報

以前に、サイトマップ(XML Sitemap)はSEOに役立つことはないみたいだという記事を書いたところ、コメントでも同様に、特別効果があるようには思えないとの見解ばかりでした。

その後、海外のブログやフォーラムでXMLサイトマップに関する情報をいくつか見ましたが、やっぱりたいした効果はないようです。

YahooやMSN Live Searchはどうか分かりませんが、少なくともGoogleでは、サイトマップを送信したからといって、クロール頻度が向上したり、インデックス数が増加するといったことはなさそうです。

サイトマップを送信することで、新しいサイトが誕生したことや、新しいページが追加されたこと、ページが変更されたことをGoogleに通知することはできますが、それをGoogleがインデックスするかどうかはまた別問題です。

ましてや、サイトマップを送信することで検索順位が上がることは、ほぼ確実にありません。
これはGoogleもはっきり言っています。

サイトのクローラビリティが悪く、クローリングされづらいサイト構成なら役立つのかもしれませんが、そんなサイトはサイトマップを送信する前に、サイト構成自体を見直すべきです。w

もっともウェブマスター向けヘルプ センターを見る限りでは、サイトに動的なコンテンツが含まれてたり、AJAXやFlashを使用しているページなどクロールが困難なケースでは、利用したほうがいいのかもしれません。

Google GroupsでGoogle社員Johnmu氏は、サイトマップの送信を推奨してます。
ま、Googleの立場からすれば当然でしょう。

Johnmu氏によれば、SitemapはURLの正規化(Canonicalization)の手助けになるとのことです。
たとえば、同じウェブページが「/」と「/index.html」の2つで登録されてしまった場合、どちらがメインなのかをサイトマップによって指示することができます。

しかし、301リダイレクトも同時に使うことを勧めています。
Sitemapだけで、正規化問題に100%確実に対応できないということでしょうか。

また最終更新日を表す「lastmod」タグは、更新したページを示す手助けになるとも言っています。
クローラは、1回のセッションですべてのページをクロールできないので、更新されたページを優先的に回るわけですね。

でも、こちらも保障されたものではありません。

僕が得た情報を僕なりに解釈すると、Googleへのサイトマップ送信は、「たいした意味はなく、やってもやらなくてもどちらでもいい」です。

サイトマップを送信してマイナスになることはないので、無意味だとは言いませんが、効果を期待するものではなさそうです。
手間ひまをかけて作成するほどのものではないでしょう。

ただし、Googleウェブマスターツールではサイトマップを登録しないと得られない情報もありますから、GWTを使うならSitemapを登録することに意味はあります。

事実、僕はこのブログのサイトマップはきちんと登録してあります。
SitemapはWordpressのプラグインで自動生成され、更新通知も送られるので、何も手がかかりません。

インデックス促進、クロール頻度アップを目的とした点では、サイトマップの影響は疑問だということです。

今回はGoogleについて書きましたが、同じようにサイトマップを送信できる、Yahoo!検索のサイトエクスプローラーMicrosoft Live SearchのWebmaster Toolsはどうなんでしょうね?

上の2つのツールにいたっては、1ヶ月以上ログインしていません。(笑)

●参考サイト