スパム対策のアップデートをGoogleが実施、来週も第2弾あり

[レベル: 初級]

ウェブスパム対策のためのアップデートを Google は実施しました。

日常的なスパム対策の一環

スパム対策のアップデート実施は、Google SearchLiaison が Twitter でアナウンスしました。

検索結果を改良するための日常的な取り組みの一環として、(検索)システムに対してスパムアップデートをリリースしました。

スパムに対策するための私たちの取り組みについてはこちらの記事でより詳しく知ることができます。
https://developers.google.com/search/blog/2021/04/how-we-fought-search-spam-2020

こちらの動画もご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=TnhKznlJfTM

スパムサイトからのページが検索結果に表示されないように Google は日夜努力を続けています。
2020 年の取り組み内容とその成果を先日報告しています。

今回のアップデートもそうしたスパム対策の取り組みの一部とのことです。
普段にはない特別な取り組みということではなさそうです。

Page Experience Update(ページ エクスペリエンス アップデート)のような固有の名称も付けてはいません。
“a spam update” と表現しているので、スパム(対策のための)アップデートの 1 つにすぎないと思われます(”Spam Update” という名前を付けるなら、大文字で始めるだろうし、”a” じゃなくて “the” にするはず)。

展開は 1 日で完了、来週も第 2 弾を実施

太平洋時間の 6 月 23 日(日本時間の 6 月 24 日)にアップデートは実施されました。
当日中に展開は完了する予定です。

コア アップデートのように 1 〜 2 週間もかからないのですね。
わずか 1 日足らずで終わります。

さらに 第 2 弾として、関連するスパムアップデートを来週も実施すると予告しています。

今月始めに実施したコア アップデートといい、Google 内部では 2 部構成が今のブームなのでしょうか?(笑)

アップデートの詳細は語らず

今回公表したスパムアップデートがどのようなものなのかに関する詳細には Google はまったく触れていません。
すでに説明したように、日常的なスパム対策の一環だと言及しているだけです。

僕の推測では、スパマーに利用されないように何をどのように改良したのかはあえて公開しないのではないでしょうか。
スパマーに対する牽制なのではないかと。
と同時に、(健全な)サイト管理者と一般の検索ユーザーに対する、自分たちの取り組みのアピールも兼ねているのかもしれません。

詳細を説明する代わりに、ウェブマスター向けガイドラインを参照しています。

スパムが多いクエリでは何かしらの順位変動が発生するかもしれません。
とはいえ、スパムページの順位が下がるでしょうからポジティブな変動のはずです。
したがって心配する必要は皆無です。

来週実施予定の 第 2 弾の続報が入ったらこのブログでまたお伝えします。