Googleのマット・カッツがライブ配信でウェブマスターからの質問に生で回答した。そのなかから有用な情報を10個選りすぐってピックアップ。パンダ・アップデートやh1タグ、流行っているスパム、Google +1のアルゴリズム適用など。
Google SEO
「パンダ・アップデートはまだ日本語サイトには導入されていない」 from Ask Matt! on YouTube
パンダ・アップデートは世界展開しているが、英語サイト・英語検索だけが対象。他の言語への導入はまだ始まっておらず、時期も未定。YouTubeでライブ配信したQ&Aで、GoogleのMatt Cuttsが明らかにした。
ブログパーツに忍ばせた隠しリンクでペナルティ
ウィジェット(ブログパーツ)に自分のサイトへのリンクを含めておきリンクを集める「ウィジェットベイト」という手法がありSEOに効果がある。ところがリンクをユーザーに見えないように隠しておいたことが原因でペナルティを受けてしまったサイトがある。
Googleはやはり直帰率(正確には「クリックバック」)を見ているかも
直帰率の高さが、パンダ・アップデートでは質が低いとみなされるという考えがある。Googleは、検索結果ページへの瞬時の直帰「クリックバック」をどうやら本当に見ている可能性が高そうだ。
日Googleでもソーシャル検索とウェブ検索の融合が始まる、パーソナライズ化がさらに進行
ソーシャル検索とウェブ検索の融合を、Googleは今年2月にGoogle.comの英語検索に取り入れた。先週、日本語を含む19言語に適用範囲を広げた。ソーシャルメディアでの繋がりのあるユーザーがシェアしたページには友だちのアイコンが表示される。ランキングにも友だちのシェアが影響する。ソーシャルを取り入れたパーソナライズ化がさらに進んできた。
内部リンクにはnofollow属性を付けなくてよい
内部リンクにはnofollow属性を付ける必要は通常ない。nofollowリンクを利用しPageRankをコントロールするテクニックはとうの昔に効果をなくしている。nofollow付けるのは信頼できない外部ページにリンクを張るとき。
Googleがrel=”canonical”タグを無視する時とGoogleにrel=”canonical”タグを確実に認識させる方法
Googleがrel=“canonical”タグに従わないケースをGoogleのMatt Cutts氏が例を挙げて説明した。またrel=“canonical”タグを確実にGoogleに認識させるためのTIPSも教えてくれた。
競合サイトによって張られたスパムリンクをGoogleに通報できるか
あなたのサイトに競合相手がスパムなリンクを大量に張っていた場合、害を与えられないように不正なリンクだということをGoogleに伝えることはできるのだろうか?現状ではウェブマスターツールにそういった機能は備わっていない。アルゴリズムで検知できるためだ。
直帰率が高いページはパンダ・アップデートで質が低いとみなされる?
検索結果をクリックして訪問されたけれど戻るボタンですぐに検索結果ページに帰られてしまうページ、つまり「直帰率」の高いページはパンダ・アップデートでは質が低いと判断されてしまうかもしれない。
米国は有料リンクの通報合戦?、リンク購入サイトを暴露する大手メディア
米大手メディアのニューヨーク・タイムズがリンク購入しているサイトを公表しGoogleに伝えた。ニューヨーク・タイムズといえば、J.C.ペニーの有料リンク購入をGoogleに通報しペナルティ制裁の元を作った。同様に米国ではウォール・ストリート・ジャーナル誌もオーバーストック・コムのリンク購入をGoogleに通報したことがある。大手メディアの有料リンク通報合戦が始まった。
