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今月に入って、有料リンクや自作自演リンクのような検索結果を操作するとみなされたリンクに対して、ウェブマスターツール経由でGoogleは警告を発し始めています。

国内外を問わず送らてきていますが、僕が知る限りでは警告メッセージはどれも英文でした。

しかし僕のブログ読者のもとに日本語のメッセージが届きました。

許可をいただいたので転載します。

http://www.example.com/ のサイト所有者様 / ウェブマスター様

このたび、貴サイトの一部ページで、Google のウェブマスター向けガイドラインに違反した手法が使用されている可能性があることが判明しました。
具体的には、PageRank を操作する意図で設定された可能性のある自サイトへの人為的または不自然なリンクがないかどうかをご確認ください。不自然なリンクの例としては、PageRankを転送するリンクやリンク プログラムへの参加が挙げられます。
Google の品質に関するガイドラインに沿うようにサイトを変更することをおすすめします。変更が完了したら、サイトの再審査をリクエストしてください。
サイトへの不自然なリンクがあり、これをご自分で管理または削除できない場合は、再審査リクエストで詳細をお知らせください。
この問題の解決方法についてご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用ください。
お手数をお掛けしますが、何卒ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。

Google サーチ クオリティ チーム

この読者さんのケースでは、リンクは購入していないものの、この警告を受けたサイトへ自分で作ったサイト(ブログ?)からリンクを張っていたようです。

この自分が管理する別のサイトからのリンクが不正とみなされて警告を受けたのかどうかは、メッセージからだけでは判断するのは困難ですね。

心当たりがあるなら「もしかしてこのリンクも危ないかな」というのも含めてすべて撤去して再審査リクエストを送るか、またはまったく身に覚えのない“寝耳に水”の警告ならその旨を再審査リクエストから伝えるしかないでしょう。

有料リンク・自作自演リンクへの警告メッセージが送らてくるようになった情報がたくさん入ってきています。
なかには、クライアントへのリンク供給を目的としてSEO業者が運用していたリンク販売サイトが100単位でインデックス削除されたという話も聞いています。

有料リンクについての取り締まりが一段と厳しくなってきたことについて、GoogleのJohm Mueller(ジョン・ミューラー)氏にGoogle+で質問してみました。

ミューラー氏のビデオチャットに参加したときに聞いた質問の確認だったせいも手伝ってか、きちんと返事がもらえました。

Q(僕): 有料リンクを発見した場合は、そのリンクを無効化すると聞きました。必ずしもペナルティを与えるわけじゃないということですね?

A(ミューラー氏):そのとおり。だけど検索結果の品質を保つために必要だと感じた場合は対処する権限を僕たちは持っている。そういったリンク(有料リンク)を無視するだけじゃ十分でない時もある。

ビデオチャットのときは有料リンクを無効化すると言っていたのでその確認をしてみたのですが、程度がひどい場合はペナルティを与えることもあると明確になりました。

Q:有料リンクだと疑われるリンクにSEO業者が絡んでいると分かったとしたら、そのことは有料リンクだと断定することに影響を与えますか? あるSEO業者が運用する有料リンク用のサイトが一気にインデックス削除された事例が日本で発生しています。

A:有料リンクにはSEO業者だけが関わっているわけではないから、SEO業者だからといって機械的に「これはダメ」と決め付けることはしない。有料リンクをどうやって僕たちが見分けているのか説明するのは難しい。ケースごとによってかなり違うからね。人間の目で見たとしても見分ける方法は違うはずで、それと同じことだ。

一般的に言って、リンクを売っているサイトをインデックスから削除することはない。だからもし削除されたのなら、他の理由によるものではないだろうか。もっともそれらのサイト(一気にインデックス削除された有料リンク用サイト)の詳しい状況を知らないから、この特定のケースについてこれ以上コメントするのは難しい。

「SEO業者が関わっていると有料リンクとしてみなされやすくなる」とビデオチャットの後にツイートしてしまったのですが、そのツイートを読んだ方、ごめんなさい、僕の聞き違いでした。

SEO業者が運用するサイトだからといって、有料リンク判定される確率が上がるわけではありません。
(これを聞いて胸をなでおろしたリンクを売ってるSEO業者さん、でもホッとしないでねw)

Googleが有料リンクを識別する方法もそれとなく探ってみたのですが、本当にそうなのかサラリとかわされたのかハッキリした手がかりは得られませんでした。

1つだけ分かったことは、さまざまな状態を見ているということです。

僕たち人間は有料リンクであることを簡単に見抜けるように感じます。

でも実際には、サイドバーに関係のないサイトへのリンクが並んでいるとか、本文中に不自然にリンクが差し込まれているとか、テンプレートが手抜きっぽくてやる気のあるデザインには思えないとか、ツイートボタンを設置して“それらしく”しているけど1記事もツイートされていないとか、いくつもの手がかりをもとに瞬時に判断してこれは有料リンク・自作自演リンク用のサイトだなと見抜いてますよね。

これと同じことを有料リンク発見のアルゴリズムが実現していたとしても不思議ではありません。

ということで、有料リンク・自作自演リンクには気を付けましょう。

ここで「気を付ける」には2つの意味があって、

1つは
“有料リンク・自作自演リンクを今後も続けるなら、見つからないように気を付けましょう”
ということ、

もう1つは、
“有料リンク・自作自演リンクは今後もっと高い精度で発見されてしまうだろうから、今のうちにやめておくように気を付けましょう”
ということです。

どちらに気を付けるかはあなたの選択です。

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Comments

  1. By on

    有料リンク・自作自演リンクの危険について、具体的な事実にもとづいて説明していただけるので、大変参考になります。中身(コンテンツ)勝負の時代が本格的になってきた、ということですね。感謝!

    *** Reply from Suzuki Kenichi ***
    有料リンクはともかく、自分で自分のサイトへの支援リンクを送るサテライトサイトが必要なこともあります。
    でもその場合でも中身をきちんとしたサテライトサイトを作りたいですね。

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