Google、パンダ・アップデート2.3を実行済み

[レベル:中〜上級]

Googleは、パンダ・アップデートの小規模な更新を先週後半(【UPDATE】:7/22)に実行しました。
Search Engine Landがレポートしています。

更新履歴で言うと、バージョン2.3に相当します。

▼ パンダ・アップデート更新履歴

  1. パンダ・アップデート v1.0: 2月24日
  2. パンダ・アップデート v2.0: 4月11日
  3. パンダ・アップデート v2.1: 5月10日近辺
  4. パンダ・アップデート v2.2: 6月16日近辺

前回から40日ほど経過しています。
パンダ・アップデートはリアルタイムの更新ではなく一定の間隔を空けての更新というこれまでのパターンを踏襲していますね。

具体的な更新内容までは伝えていません。

質の高いサイトをユーザーに返すためにパンダ・アップデートのアルゴリズムの改良を続けていく。
今回の更新は毎年実行している500個ほどのアルゴリズム変更のうちの1つに過ぎない。

Googleのスポークスマンは上のように語ったそうです。

パンダ・アップデートの初回の導入とその後のグローバル導入は、ユーザーに大きなインパクトを与える、Googleにとっても大きなアルゴリズム変更だったために公式ブログでアナウンスしたのでしょう。

それ以外の今回のようなマイナー更新は特別に大々的にアナウンスするほどのものではなく、常に行っているその他大勢のアルゴリズム変更のなかの1つでしかない、という位置付けになっているように思えます。

次の公式ブログでのアナウンスは、バージョン3の時でしょうか?
そしてそれは「多言語展開」の時でしょうか?

僕たち日本のウェブマスターにとって気になるのは「日本にはパンダはいつ来るんだ?」ですよね。

GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が先週の金曜日に開いた、Google+のビデオチャット(Hangout)に参加することができ、英語以外の言語へのパンダ・アップデートはどうなっているか聞いてみました。

※ミューラー氏は、普段はスイスにいて英語版のウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムでユーザーサポートに当たっています。日本のGoogleのフォーラム担当者に見習ってほしいほどに、献身的にウェブマスターとのコミュニケーションを重視していて年末年始も書き込むくらいです。僕も何度か質問に回答してもらったことがあります。

ミューラー氏は次のように答えてくれました。

言語によって状況が異なるから十分なテストを行ってからになる。
いつ他言語へ導入されるかは僕にも分からない。

日本語への導入はなし、なんてことはないかとは思うのですが、1年後、2年後のようにずっと先のことになってしまうんじゃないかと心配(?)になりました。

先週後半には、日本のGoogleで普段に見られないくらいの大きな順位変動があったようです。
タイミング的にパンダ・アップデートv2.3と重なっていますが、関係があるのでしょうか?
もし日本版パンダの試験導入だったとしたら嬉しいんですけどね。