閲覧しているページの構造化データ情報を丸見えにするGoogle Chromeの4つの拡張機能

[対象: 中〜上級]

この記事では、構造化データの情報を調査、確認するために使える便利なGoogle Chromeの拡張を紹介します。

次の4つになります。

  • Semantic inspector
  • Microdata.reveal
  • Microdata/JSON-LD sniffer
  • SchemaDump

Semantic inspector

Semantic inspector
Semantic inspectorは、アドレスバーの右端にあるアイコンをクリックするとMicrodataでマークアップされているそのページの構造化データを表示してくれます

Semantic inspectorで表示した構造化データの情報

個人的には、Semantic inspectorがいちばん見やすいように思います。

ちなみに、フッターにあるコピーライトを見ると日本人の方が開発したようですね。

Microdata.reveal

Microdata.reveal
Microdata.revealも、Semantic inspectorと同じようにアドレスバーにあるアイコンをクリックすると、そのページの構造化データの情報を表示してくれます。

Microdata.revealで表示した構造化データの情報

表示のデザインはいたってシンプルです。

右上に見える「(JSON)」をクリックすると、JSON-LDで記述した場合の構造化データを見せてくれます。
ですが、JSON-LDを見るなら次に紹介するSemantic inspectorが見やすいです。

Microdata/JSON-LD sniffer

Microdata/JSON-LD sniffer
Microdata/JSON-LD snifferは、そのページの構造化データをJSON-LDで見ることができます。

Microdata/JSON-LD snifferで表示した構造化データの情報

JSON-LDではなく、他の手段、たとえばMicrodataでマークアップしてあったとしても、それをJSON-LDに変換してくれます。
JSON-LDを学び始めたときに便利です(実際には、そのままコピーしても正しく認識されないので若干の修正が必要)。

SchemaDump

SchemaDump
SchemaDumpは、ここまで紹介した3つの拡張とは異なり、「ディベロッパーツール」で構造化データの情報を表示します(「ディベロッパーツール」は右上の「三本バーのアイコン」-「ツール」からアクセス可能。または「Ctrl + Shift + I」/「Option + Command + I」のショートカットを利用)。

インストール後にディベロッパーツールを起動すると「SchemaDump」という項目が追加されています。

SchemaDumpで表示した構造化データの情報

構造化データマークアップテストツール ブックマークレット

最後はおまけです。

下のリンクをブラウザのブックマークにドラッグまたは右クリックで追加します(名前は変えてください)。
ブックマークをクリックすると、そのページを構造化データテストツールで検証した結果が別タブに表示されます。

これらの拡張を利用して、普段よく訪問するサイトやライバルサイトがどんな構造化データを実装するか探ってみると面白いですよ。
Google+のタイムラインやGoogleの検索結果、Googleドライブにも構造化データが使われています。
思いがけない発見があるかもしれません。