トップニュースに掲載される非AMPページのロゴは構造化データでは指定できない

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トップニュースに掲載される記事を公開しているサイトのロゴは構造化データで指定できます。
しかし、これは AMP ページの場合で、非 AMP ページの場合は構造化データではロゴを指定できません。

AMP か 非 AMP かで異なるロゴ

こちらのトップニュースのキャプチャを見てください。

トップニュースに掲載される日刊スポーツの記事

1 つ目と 2 つ目はどちらも日刊スポーツの記事です。
ですが、ロゴが異なっています。
左の記事のサイト名は画像のロゴです。
一方、右の記事のサイト名はロゴ画像ではなくサムネイル画像とテキストです。

検索結果ではわかりませんがほかにも違いはあります。
左の記事は AMP ページです。
右の記事は AMP ではなく通常のページです。

左の AMP 記事には、AMP の記事構造化データ(の publisher.logo プロパティ)で設定したロゴ画像が用いられています。

ところが、右の記事には非 AMP の記事構造化データで同じデザインのロゴを指定しているにも関わらず、トップニュースでは使われていません。
小さなサムネイル画像はおそらくファビコンです。
サイト名はテキストで表記されます。

非 AMP ページのロゴは自動生成

Google の Danny Sullivan（ダニー・サリヴァン）氏によれば、トップニュースと [ニュース] タブの検索結果のロゴは次のような仕組みに現状なっているそうです。

  • AMP ページ: 構造化データで指定したロゴが使われる
  • 非 AMP ページ: ウェブのコンテンツに基づいて自動生成される

つまり、非 AMP ページの場合は、トップニュースと [ニュース] タブに表示するロゴ指定に構造化データは役に立たないということです。
Google が（勝手に）生成します。

非 AMP ページでも構造化データでロゴ指定できるように

サリヴァン氏は、AMP ページと同じように非 AMP ページでも構造化データでロゴを指定する方法を検討するとはコメントしています。
しかしながら、保証はないしいつになるかもわからないとのことです。

AMP は以前はトップニュースの必須条件でした。
しかし、現在は通常ページでもトップニュースに掲載されます。

ロゴの表示がどのくらい重要かはさておき、優位性が AMP に残されていました。
AMP ページでは構造化データでロゴを指定できます。
AMP 対応を継続しているサイトには朗報です。

ダークモードだと AMP でもロゴは表示されない

この記事を書くために調査していて発見したことがあります。
検索結果の外観デザインをダークモードに設定すると、AMP 記事でもロゴが表示されなくなります。
非 AMP ページのように「ファビコン＋テキストのサイト名」になってしまいます。

ダークモードのトップニュース

ライトモードではロゴが使われていた左の AMP 記事は、ダークモードでは、右の非 AMP ページと同じようにファビコンとテキストに変わってしまいます。
調べた限りでは、ダークモードのトップニュースではロゴ画像はまったく出てきません。

意図した仕様なのか、予期しない不具合なのかは不明です。

【UPDATE (2021/12/15)】
ダークモードはまだ新しい機能のため、ロゴが表示されなくなることを Google も認識していなかったようです。