[対象: 中級]

SMX Londonのセッションレポートを今日も続けます。

今日取り上げるのはリッチスニペットがテーマのセッションになります。

まず英国で著名なSEOコンサルティング会社、SEOgadgetのRichard Boxter(リチャード・ボクスター)氏による「レビュー リッチスニペット」をテーマにしたプレゼンテーションからです。

レビュー リッチスニペット

Rich Snippetの採用率 円グラフ

− 画像検索にイベントのリッチスニペットや動画が出るようになっている

− アイトラッキングによる検証ではリッチスニペットに視線が集まることが分かった
リッチスニペットのアイトラッキングによるヒートマップ

− リッチスニペットは動的に生成するページのテンプレートでなくてもコンテンツに組み込むことができる

− Googleのリッチスニペットテストツールで正しく実装できているかを確かめられる

− ECサイトで、レビューのリッチスニペットを実装したら検索結果でのCTRが5%上がった
・検索結果2位の状態で、21.52% ⇒ 26.32%

− レビューのリッチスニペットはみんなやっていて飽和状態
レビューリッチスニペットがたくさん
・自分たちのサイト(SEOサイト)の上位500の検索キーワードで調べたところ、検索結果1ページ目に入っていたページでリッチスニペットを表示させていたのは9%以下 ※Google.co.ukの場合(下も)
・リテーラーのサイトで上位500の検索キーワードで調べたところ、検索結果1ページ目に入っていたページでリッチスニペットを表示させていなかったのは9%以下 ※ECサイトは90%以上がリッチスニペットを出しているということ

− リッチスニペットを設定するのに便利なツール
Schema Creator
hRecipe Helper(Chrome拡張機能)
Microformats for Google Chrome(Chrome拡張機能)
Microdata Tool
Bing Webmaster Tools のマークアップ検証ツール
Google リッチスニペット テストツール

次は英GoogleのPierre Far(ピエール・ファー)氏による著者情報についてのプレゼンテーションからです。

Authorship(著者情報)

ピエール・ファーのプレゼンのタイトルスライド

− Authorshipの実装の概要
・追加データを入れGoogle+のプロフィールへコンテンツをリンクする
・実装できているかチェックする
・Googlebotがクロールするのを待つ

– Authorshipのポリシー
・Google+のプロフィールで適切な写真を使う
・マークアップを見ることができるようにする
・1ページに複数の著者は今のところサポートしていない
・著者プロフィールページへリンクする、パブリッシャー(発行者)のページではない — Google+ ページにはrel=”publisher“を使う

− リッチスニペットの実装に際しては
・正しく
・完全に
・クロールされるように

− もっとあるリッチスニペット
・ビジネス向けGoogleプレイス
・商品リッチスニペット/ビデオリッチスニペット
・schema.org
・パブリッシャー向けGoogle+ページ

Pierr Farのプレゼン終了後のQ&Aタイムで質問してきました。

− 著者情報のグローバル展開の予定は?
・担当チームにプランはあると思う。ユーザーにとって役立つと判断したら導入するだろう。はっきりしたタイムラインは分からない。

− 著者情報はランキング要因になっているのか?
・著者情報を表示させるのは(順位を決めると言うよりも)その人のコンテンツであることを検索者が見て分かるようにするため。好きな著者のコンテンツなら見たいと思うだろう。たとえばケンイチが書いた記事だとユーザーが気付くことができる。

SEOgadgetのRichard Boxer氏のプレゼンでは、ECサイトにとってレビューのリッチスニペットはもはや必須なことが、少なくとも英国においては明らかになりました。

9割以上のECサイトがレビューリッチスニペットを導入しており導入しないことはハンディキャップになります。

ハンディキャップになる理由の1つはリッチスニペットが表示されるページは検索結果でユーザーの視線を集め結果としてクリック率が上昇するからです。
リッチスニペットを持っていないと自分よりも検索結果が低いページにクリックを奪われてしまうのです。

日本は英国ほどリッチスニペットの導入が進んでいないようにも感じられるのでECサイトは一刻も早く導入して恩恵を手にしたいところです。

GoogleのPierr Far氏による著者情報のプレゼンは僕にとっては特に新しい情報はありませんでした。
著者情報の設定に関してはこのブログで解説しています。

日本語サイトでも表示されるようになったこと、米Google(Google.com)以外でも導入されたことを受けてグローバル展開も近いのかなと期待していたのですが、予定は未定のようです。

著者情報がランキングに与える影響については、「(Far氏)何でそんなことを知りたいんだ?」⇒「(僕)好奇心から」と会場を笑わせたあとに得た回答です(ちなみに隣に座っていたBoxer氏も「自分も知りたい」と助け舟を出してくれました)。

著者情報に関しては個人的にいろんな意味で期待しているのですが、日本語サイトで日本人だけを相手にしているのなら、ECサイトのリッチスニペットとは違って今すぐ飛びつく必要はなさそうに感じました。

以上が今日のセッションレポートです。

明日は、最新のSEO情報に関する“お持ち帰り情報”を残りのセッションからまとめて紹介する予定です。

【UPDATE】
著者情報表示の導入(のテスト?)が日本のGoogleでも始まっているようです。

google.co.jpでの著者情報の表示

このエントリーが役に立ったらシェアしてください

[Ads & Featured Articles]

次のエントリも読むとSEOにさらに強くなります。

海外SEO情報ブログTOPGoogle SEO › ネットショップにレビュー リッチスニペットは必須、検索結果のクリック率が5%上昇。たいして著者情報はまだ不要か? at #SMX London 2012

▲ページの一番上に戻る