Google検索AJAX化の真の目的は「スピードアップ」

2月の頭にGoogleがWeb検索をAJAX化するテストを実行していることをレポートしました。

Google Analyticsを除いた多くのアクセス解析ツールが使えなくなる可能性があるということで、大きな反響を呼んだことを覚えているでしょうか?

先週開催されたPubCon Ausitinで、GoogleのMatt Cutts氏が、AJAX検索の目的を話したと、WebmasterWorldの創設者兼CEOであるBrett Tabke氏が伝えています

followup: Matt Cutts stated at PubCon Austin this week that this was a test of Speed. They found that it might increase SERP speed by using ajax to fetch the results. They did not anticipate the loss of referral string information at the start of the test.

When I asked Matt, “why didn’t they just come out and say that?”, Matt said, “That’s nice feedback and he would let them know”.

“フォローアップ:マット・カッツは、今週オースティンでのPubConで、これはスピードのテストだったと述べた。Googleは、AJAXを使用することで結果を取得する速度が向上したかもしれないことを発見した。テスト開始時には、リファラーのストリング(参照元の文字列)が失われることを想定してなかった。

「じゃあ、なんで公然とそのように言わなかったんだい?」とマットに聞くと、「もっともなフィードバックだ。知らせるようにしよう。」と答えた。”

とうことで、AJAX化の本当の目的は検索結果スピードアップであって、Google Analytics以外のアクセス解析ツールの締め出しではなかったようです。

近いうちに、公式のコメントがあるかもしれませんね。
出るとしたら、やっぱりGoogle Webmaster Central YouTube Channel経由でしょうか。

【UPDATE】
予想どおりYouTubeで公開されました。

言っていることは、このエントリで説明していることと同じです。
ごく一部のユーザーに対する実験で、検索のスピードアップやユーザーの利便性向上が目的。
影響を受けるアクセス解析ツールが出てくるのは想定外で、混乱が起きないように対応していくとのことです。