パンダアップデートとペンギンアップデートは現在は手動更新で、自動更新ではなかった

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パンダアップデートとペンギンアップデートは、定期的な自動更新ではなく手動による更新だとのことです。
少なくとも現在は、そのようになっています。

パンダもペンギンも定期的な自動更新ではない

4月7日に開催された英語版ウェブマスターハングアウトでGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏がパンダアップデートとペンギンアップデートの更新についてやりとりしています。

参加者が次のように質問します。

パンダは通常のアルゴリズムに統合されて、バックグラウンドで昔よりも定期的に更新が実行されていると理解している。

ペンギンも同じ状態に達しているのか?
定期的な更新になっているのか?

ミューラー氏はこのように答えました。

どちらのアルゴリズムも現在は定期的にはデータを更新していないと思う。
どちらも更新をプッシュしなければならない。

「パンダボタン」のようなものがあってそれをポチッを押すわけではありませんが、人間の手によって更新が実行されるのは確かなことです。
つまり自動化されていません。

また手動に戻ったのか?

パンダアップデートは約2年前に自動更新に切り替わりました。
その後、1か月に1回程度の間隔で更新していると聞いています。

ミューラー氏は、“currently”(現在は)という言葉を使って説明しています。
自動の期間はあったけれど、以前のように手動に戻ったのでしょうか?

一方、ペンギンアップデートは自動化されたのかどうかは定かではありませんが、3.0からは継続的な更新へと変わったとGoogleは言っていました。

ところが、リアルタイムに近くなったけれど去年の10月以降は更新していないという不可思議な状態です。

やはり自動化・定期更新、あるいはそれに近い形で運用されていた時期はあったものの、現在はそうではないということなのでしょうか?

パンダにしてもペンギンにしても、Googleは継続して改良に取り組んでいるはずです。
よって、その過程で再び手動に戻ることは考えられなくはありません。

あるいは、モバイルフレンドリーアップデートの開発を再優先しパンダやペンギンを後回しにしているため、更新が滞っているのかもしれません。

正しくサイトを運用している限りは、パンダ更新もペンギン更新も関係ありません。
それでもSEOに深く携わっている僕たちからすると気になります。