商品構造化データでマークアップしてもGoogleショッピングタブには無料掲載できない

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商品構造化データでマークアップすれば Merchant Center 登録しなくても検索結果に商品掲載できるようになったことを、9 月半ばにお伝えしました。

この記事のなかで誤った情報を提供していたので、今日の記事でお詫びするとともに訂正します。

販売者のリスティングのエクスペリエンスに [ショッピング] タブの無料リスティングは含まれず

商品構造化データでマークアップすると、[ショッピング] タブの無料リスティングの掲載も可能になると元記事で書きました。
この部分が誤りです。

商品構造化データでマークアップしても [ショッピング] タブの無料リスティングには掲載できません

商品構造化データのマークアップによって得られる特別な表示形式には 2 種類あります。
Google は次のように分類しています。

  • 商品スニペット: リッチリザルトのことです。ウェブ検索結果に、評価、レビュー情報、価格、在庫状況などの商品情報を表示できます。 商品リッチリザルト
  • 販売者のリスティングのエクスペリエンス: ウェブ検索または画像検索に差し込まれる特殊な検索結果です。商品の販売情報を掲載できます。具体的には、次の 3 つです。
    • 人気商品 人気商品
    • ショッピング ナレッジパネル ナレッジパネルの商品広告
    • 画像検索 画像検索の商品
📝すずき注: 販売者のリスティングのエクスペリエンスには Google レンズも含まれるようですが、どのように表示されるのか僕は確認できていません。

販売者のリスティングのエクスペリエンスは、ウェブ検索または画像検索の検索結果が対象です。
[ショッピング] タブの検索結果は対象ではありません。

したがって、構造化データでマークアップしても [ショッピング] タブの無料リスティングには掲載できません。

[ショッピング] タブの無料リスティングの掲載には Merchant Center 登録が必要

[ショッピング] タブの無料リスティングに掲載するには Merchant Center 登録が依然として必要です。
これまでと変わりありません。

元記事で誤った説明をしていたことを繰り返しお詫びします。

[H/T] Alan Kent