[対象: 初〜中級]

ECサイトで、販売している商品が在庫切れになってしまったときのそのページの取り扱いについて今日は学んでみましょう。

欠品状態によってどうするかが変わってきます。

1. 一時的な品切れの場合

品切れがほんの一時的なものであってすぐに再入荷の予定があるならページは残しておきます。
HTTPステータスコードは200を返したままで構いません。

ただしユーザビリティを考えて、現在品切れでいつくらいに再入荷予定なのかを示しておきましょう。

再入荷したときにメールでお知らせするオプションを与えておくのも親切ですね。

再入荷のお知らせメール

そのアイテムにこだわっていないユーザーのために代替できる似通うアイテムへのリンクを設置しておくのもいいでしょう。

注意点として「在庫なし」ページだらけにしないことが挙げられます。
一時的とはいえ、「在庫なし」の商品ばかりだとユーザーはあなたのサイトで購入したいと思わないでしょう。

再入荷の予定が「未定」ばかりなのも嫌ですね。

2. 完全に品切れで再入荷の予定がない場合

次は完全に欠品でもうその商品を販売しない場合です。

こちらは2つのケースが考えられます。

i) 新商品が出た・バージョンアップした

後継となる新しい型のアイテムが発売されたことが在庫切れの理由になったケースです。

書籍の改訂版やアプリのバージョンアップ版などですね。

この場合は、前のページを新しいページに301リダイレクトします。
www.example.com/myphone1 => 301 => www.example.com/myphone2

SEO的には前バージョンのページの評価は新バージョンのページに引き継がれるというメリットがります。
ユーザビリティ的にはユーザーは在庫切れを意識することなく新しい型のページに自動的に転送されます。

新しいバージョンになったことをしばらくの間伝えておくとなお親切ですね。

定期的に商品が新しくなるときには、「現在販売しているアイテムのページは固定にしておき、旧バージョンのアイテムを別ページに移す」という手もあります。

  • 現行バージョン販売ページ => www.example.com/myphone
  • 旧バージョンページ1 => www.example.com/myphone-model-2010
  • 旧バージョンページ2 => www.example.com/myphone-model-2011

在庫切れになっても前のアイテムのページを何らかの事情で残しておく必要がある場合に使えます。
最新版のURLは変わらないのでSEO的にも資産が積み重なります。

ユーザーに対して残しておく必要がないのなら古いバージョンのページを無理して残したままにしておくことは勧めません。
「ページ数が多いほうがSEOに有利だから残す」という邪まな考えは捨てましょう。
そのページがユーザーにとって価値のないものだとしたらパンダに捕まるかもしれません。

ii) 販売終了で新バージョンも出ていない

完全に、そのアイテムの販売が終わったケースです。
再入荷の予定も後継版の登場もない場合になります。

この状況ではページを削除して404または410を返します。

ただし「そのページは見つかりませんでした」だけのそっけないエラーページを表示させてはいけません。
主要なカテゴリへのリンクなり検索ボックスなりを載せたカスタムエラーページを必ず準備しましょう。

カテゴリへのリンクを表示するAppleストアの404エラーページ

非常に近い商品のページがあるなら301という手も考えられますが、近いとはいえ違う商品のページに気付かずに連れて行かれるのは特定の商品を求めてやってきたユーザーにとっては混乱のもとになるでしょう。

販売終了になってしまっていてもリンクが集まっていたりしてSEO的にとても価値のあるページならもったいないのは確かです。
どうするといいかはまた別の機会に。

完全に在庫切れになったアイテムのページで絶対にやってはいけないことが2つあります。

  1. トップページへの301リダイレクト — ユーザーが混乱します。求めていた商品ではなく、なぜトップページにアクセスしてしまうのかユーザーには理由が分かりません。何かが壊れていると不安にさせてしまうかもしれません。「恒久的なURLの移動」という本来の301の目的からも逸脱しているので検索エンジンに無視されるか、乱用するとマイナスな影響が出てくることも考えられます。
  2. ソフト404 — ソフト404は人間の見た目にはエラーページですが、ステータスコード200を返し検索エンジンにとっては正常に表示されるページのことです。類似ページが多いとして重複コンテンツ問題が発生したり、サイト内のクロール効率の低下をもたらすことがあります。ウェブマスターツールにも警告が上がってきます。

ということでネットショップで品切れした商品のページの取り扱いを完結にまとめると次のようになります。

  • 一時的な品切れ — ページはそのまま残しておき、品切れ状態をユーザーに伝える。HTTPステータスコードは200を返す。
  • 後継版が出た — 最新版の商品ページへ301リダイレクトする。
  • 完全に販売終了 — ページを削除して404エラー(または410エラー)を返す。

References:
Site's crawl stats drastically decreased
SEO tips for e-commerce sites

このエントリーが役に立ったらシェアしてください

[Ads & Featured Articles]

次のエントリも読むとSEOにさらに強くなります。

海外SEO情報ブログTOPUX・IA・CRO・EFO › ECサイトで品切れした商品のページをどうすべきか? 200と301、404のどのHTTPステータスコードを返すのがベスト?

▲ページの一番上に戻る