[対象: 全員]

WebmasterWorldのスレッドで見つけたパンダ・アップデートからの2つの回復事例を今日は紹介します。

一言で言うと、どちらのケースも質の低いページを全部なくしています。

ケース 1

スレッドを始めたサイト管理者は情報提供サイトを運用していました。
あるとき、関連する商品の販売ページ(アフィリエイトページ)を追加しました。
それらの商品は情報を求めて訪問したユーザーが興味を示し欲しがるものでした。

初代のパンダ・アップデートが導入される以前はGoogle検索では上位表示を達成していて非常に多くのトラフィックを集めていたそうです。

ところがパンダの導入を境に、8,000ページほどあった販売ページへの検索トラフィックが止まりました。
さらに悪いことに、もともとあった情報提供ページへの検索トラフィックも半分に減少してしまったのです。

そこでこのサイト管理者は8,000ページの販売セクション全体を削除しました。
情報提供ページへのトラフィックまでを失うわけにはいかなかったからです。

その後長い時間はかかったけれど、ゆっくりと着実にリカバリしていると状況を報告しています。

Googleウェブマスターツールのデータから次のようなことに気付いたとこの管理者は補足しています。

  • 質の低いページは別のページにも悪影響を与えていた
  • 質の低いページは別のページに張られたバックリンクにも悪影響を与えていた

ケース 2

同じスレッドで、自分自身のサイトに起こった似たような回復事例を別のメンバーも紹介しています。

このサイトも初代パンダにやられその後の更新でも繰り返し低評価され、遂には導入前まであった検索トラフィックの60%を失いました。

そこでこの管理者はどんなキーワードであれ検索トラフィックがなくなり検索結果の状況が良くないページにnoindexタグを付けるという手段をとりました。

noindexタグを追加したページ数は、サイト全体で3,500ページあるうちの2,000ページに及びます。
少しでも利益を上げているページは残しておきたかったのですがこれしか残された方法がないと判断した末の苦渋の選択です。

結果として回復の兆候が見られ始め、6月と7月の更新で失ったトラフィックの15%をリカバリしたとのことです。

考察

どちらのケースも低品質コンテンツと評価されたであろうページをなくしています。

1つ目のケースは、すっぱりと削除です。
2つ目のケースは、noindex robots metaタグを記述し検索結果から非表示にしました。

未練を残さず、少しでも質が低いと判断したページをばっさり削除または非表示にしています。
10ページ、20ページの単位ではありません。
1人目は8,000ページ、2人目は2,500ページです。

注意したい点があるとすれば、「低品質コンテンツをなくす」という手段が本当に効果を示したのかを確認する手段がないことです。

追加でさらにページを削除することを1人目の管理者は考えています。
しかし役立つコンテンツであったとしても検索エンジンに評価されていないページを削除すべきかどうか躊躇しており、アドバイスを求めてスレッドを投稿したのでした。

フォーラム管理者のtedsterは、関わっているECサイトの経験から、低品質コンテンツを削除することはパンダからの回復に有効であると同じような結論を出しています。

ただしECサイトでは売れない商品のページに大なたを振るうべきだけれど、情報提供サイトでページを削除するのは釈然としないだろうとも同情しています。

そして繰り返し低品質コンテンツを取り除くことがいいことなのかどうか100%確信を持てないしこの方法を採用するには十分な経験がないと締めくくっています。

2つめのケースにしても、noindexタグの実装が本当に功を奏したのか証明はできないとこのサイト管理者はコメントしています。

ただ目立つ修正はほかには行なっておらずnoindexタグが理由なのではないかという結論に至ったのです。

パンダ・アップデートにおける質の低いコンテンツに対する対処法は大きく分けて2つあります。

  1. 質が高くなるように改善する
  2. 削除する

今回は2つめの「削除する(非表示にする)」だったわけですね。

改善するのがいちばんなのですが、改善できないのであれば思い切って切り捨てることがパンダ・アップデートからの回復に役に立つかもしれません。
それも、「ちまちま」とではなく「一気」にです。

言い方はアレですが、”A rotten apple spoils the barrel.”ってやつです。

もっとも何をもって質が低いかを判断することが簡単でないのも事実です。
Googleにとって質が低いと評価されたコンテンツは検索からのトラフィックが極端に減っていることでしょう。

とは言え、そのページが必ずしもユーザーにとっても無益なページとは限らないことが質の判断を困難にする要因であることも確かです。

P.S.
コンテンツに対する対処法の1つ目、「質が高くなるように改善する」に関連して住太陽さんがとても有益な記事を公開しています。

この記事を読んだ僕の感想をGoogle+に投稿しました。

僕はこの記事はとても良く書けていて本当に役に立つと感じる。
でもこれを読んで、「抽象的だ、具体例を出せ」と要求する人が必ず出てくると思う。

だけど具体例を見たからといってそれを真似することは難しいし、仮に真似できたとしてもそれが高品質になるとは限らない。

自分の頭で考えて自分の手を動かさないと高品質なコンテンツなんて作れない。
情報を集めることも大切だけど、分かんない分かんないと言ってばかりいないで実際にアクションを起こすことも大切。やってみて気付くことがたくさんある。

この投稿に対する渡辺隆広さんのコメントです。

この手の話すると具体的なものを必ず求めたがる人ってなんなんでしょうね、ほんと。私も思います。それを材料に自分の頭で考えることが大事なのに。

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