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Googleは、検索ユーザーが今いる場所に応じて、具体的な名前を含まなくても検索クエリが何を意味しているかを理解しその答えを返す機能を音声検索に備えました。

仏パリで開催されたSMX Paris 2015で、GoogleのConversational Search DirectorのBehshad Behzadi氏が明らかにしたとSearch Engine Landが報じています。

“この”教会の名前は何ていうの?

こちらは、SMXに参加していたDanny Sullivan(ダニー・サリヴァン)氏が録画したデモ動画です。

Ok, google. What’s the name of this church?

「オーケー、グーグル」でGoogleアプリの音声検索が起動します。
続けて「この教会の名前は?」とアプリに向かって質問します。

するとGoogleアプリは、「this church(この教会)」がどの教会のことを指しているのかをそのときユーザーがいる位置情報から判断し回答を返します。
このデモ動画では、サンフランシスコにある「Saints Peter and Paul Church」(聖ピーター&ポール教会)を音声とともに検索結果に表示しています。

開店前のレストランの前で

When does this restaurant open?

と聞けば、そのお店の開店時間を答えます。
“this restaurant”(このレストラン)がどのレストランなのかを理解します。

タワーを見ながら、

How tall is this?

と聞けば、そのタワーの高さを答えます。
“this”(これ)が、その場所の観光地として有名なタワーだと理解します。

ホテルの近くで、

Show me the pictures of rooms here.(ここの写真を見せて)

と指示すれば、そのホテルの部屋の写真を見せます。
“here”(ここの)が目の前にあるホテルのことだと理解します。

サリヴァン氏は、録画したデモ映像YouTubeにほかにもアップロードしているので、興味があればどんな例があるのかを見てみてください。

この川の長さは?

サリヴァン氏は、この機能を「Location-Aware Search」(ロケーション・アウェア サーチ)と名付けています。
日本語だと「位置認識検索」になるでしょうか。

英語であれば、Location-Aware Searchは日本でも機能します。

僕は、(東京の)多摩川まで徒歩4,5分のところに住んでいます。
自宅で “what is this river” と音声検索すると「tama river」という答えが音声とともに返ってきました(クエリが“tama river”に置き換わる)。

what is this riverの検索結果

“how long is this river” と音声検索すると音声で多摩川の長さを答えました(クエリが“how long is Tama River”に置き換わる)。

how long is this riverの検索結果

先日診察に行った医者の入り口で、“when does this clinic open” と尋ねたらきちんと開院時間を教えてくれました(でも、“when does this clinic close” で閉院時間を聞いたら、うまくいかず周囲にある医者の閉院時間の一覧を返してきた)。

対象となる場所やランドマーク、お店、建物はおそらく、WikipediaやGoogleマイビジネス旧Google+ローカルページ)に登録されている必要があると思われます。

“this”が何を指しているかを理解したりそれがどういったモノなのかを知っていたりする能力は、Now on Tapの背後でも働いていた自然言語処理やナレッジグラフが関わってきているのでしょうね。

日本語にも対応しているといっそう魅力的な機能なのですが、少なくとも今のところは英語だけでの利用のようです。

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