5月にオーストラリアのアデレードでBig Digital Adelaideというカンファレンスが開催された。このときに、GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏に Woj Kwasi氏が1対1でインタビューし、それをブログに公開している。そのインタビュー記事の一部を翻訳して紹介する。RankBrainや検索結果クリックデータ、AMP、アプリなど興味深い情報が語られている。
Google SEO
【確定】誰が記事を書いたかをGoogleはランキング要因にしていない、もう一度ジョン・ミューラーに質問してみた。
Googleのジョン・ミューラーによれば、記事がだれによって書かれたかをGoogleは認識しておらず、コンテンツ品質の評価要因にもしていないとのことだった。本当にそうなのかどうかを、もう一度確認してみた。やはり、コンテンツ著者が誰であるかをGoogleはランキング要因にはしていなかった。その理由は……
HTML文法的に正しくないheadセクションの中のrel=hreflangやrel=canonicalをGoogleは認識しない
headセクションがHTML文法的に正しくない場合、Googleは rel="canonical" 要素や rel="hreflang" 要素を正常に認識できないことがある。たとえば、headセクションの中での使用が許されていないにimgタグやiframeタグがあると、Googlebotはそこでレンダリングを停止し以降の要素を読み取らない。
Googleは、誰が記事を書いたのかをコンテンツ品質の評価要素にしているのか?
6月に開催されたSMXでGoogleのゲイリー・イェーシュ氏は、「著者情報は今はまったく使っておらず著者情報がなくても誰が書いたかがわかる」とコメントした。ということは、その記事が誰によって書かかれたものなのかをコンテンツの品質評価の対象にGoogleは含めているのだろうか? ジョン・ミューラー氏によれば、誰が書いたのかをGoogleはわかっているということではないようだ。
RankBrainはロングテールによく機能するランキング要因、Googleは著者情報を完全に使っていないなどSEO最新情報 from #SMX Advanced 2016
6月21〜21日に米シアトルで開催されたSMX Advanced 2016に参加してきた。このカンファレンスの一番の目玉セッションともいうべき、”AMA With Google Search”をレポートする。RankBrainや機械学習アルゴリズム、著者情報、次のモバイルフレンドリーアップデートなどのたくさんSEO情報がGoogleのGary Illyesの口から語られた。
CDN移行にともないGooglebotのクロール速度が低下したときはフォームから問題を報告できる
CDNへ移行するとGooglebotのクロール速度が低下することがある。クロール速度の低下が問題になっているようなら、専用のフォーム経由でGoogleに報告することができる。CDNに移行した際にクロール速度が落ちるのは、どのくらいの速度でクロールできるかを再学習する必要があり、それに時間がかかるためとのこと。
GoogleのRankBrainアルゴリズムに最適化する唯一の方法とは?
「機械学習で動いている」「3番目に重要なアルゴリズム」「15%の未知のクエリを処理してきた」、こんな特徴を持つGoogleのアルゴリズムの1つ RankBrain に対して、どのようにSEOを最適化すればいいのでだろうか? 答えはシンプルで、「何もしない」こと。
Google、スマホによく似たカード式デザインの検索結果をPCでテスト中
Googleは、新しいデザインの検索結果をPCでテストしているようだ。モバイル検索で使われているカード式デザインの検索結果がPC検索でも使われる。モバイル検索とPC検索の一貫性を保つことが狙いか。
Google I/O 2016で発表されたGoogle検索の8つの最新情報
5月18〜19日に米サンフランシスコで開催されたGoogle I/O 2016で紹介・発表があった検索関連の8つの最新情報を過去記事を参照しながらチェックする。
GoogleはAMPスパムを待ち構えていて、AMPの乱用には相応に対処する
「AMPはまだ公開されたばかりで、誤用・乱用がきっと出てくるであろうことをGoogleは予測している。今はどんな乱用が現れるかを見ている段階。不適切な実装が認められた場合には必要に応じてそれ相応に対処していく。」Googleのゲイリー・イェーシュ氏は、先週のGoogle Dance Tokyoで、AMPの乱用に関してこのようにコメントした。