ルートドメインのリンク否認はその配下のすべてのサブドメインのリンクも対象

[対象: 中級]

切れた鎖

リンクの否認ツールの「domain:」構文で、ルートドメインである example.com を否認した場合は、www.example.com や sub1.example.com、sub2.example.com などその配下にあるすててのサブドメインから張られたリンクも否認の対象になります。

この処理に例外はなく、すべてのドメイン名が対象です。

Googleのジョン・ミューラーが明言

ルートドメインのリンク否認はサブドメインにも及ぶのかどうかという質問がGoogle+のSEO系コミュニティで挙がりました。

この質問に対してGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が明確に回答しています。

it includes everything “below” that hostname, so “example.com” includes “www.example.com” and “fish.example.com”. 

それ(domain:example.com)は、そのホストネームの配下にあるすべてを含む。しがたって、“example.com” は “www.example.com” と “fish.example.com” を含む。

 

if you disavow links from “blogspot.com” you will also disavow links from  “googlewebmastercentral.blogspot.com” and all other blogs there.

“blogspot.com” からのリンクをもし否認すれば、“googlewebmastercentral.blogspot.com” とそこ(blogspot.com)にあるほかのすべてのブログからのリンクも否認することになる。

 

著名ブログサービスのドメイン名でも同じ扱い

リンクの否認ツールの利用に慣れた人には既知のことかもしれません。
また以前にどこかでGoogleの人が同じことを言っていたかもしれません。

だれかが独自で取得したルートドメインである someonesdomain.com を「domain:someonesdomain.com」を使ってドメイン単位で否認すれば、www.someonesdomain.com や sub.someonesdomain.com も対象になることは僕にもわかっていました。

しかしたとえば blogspot.com や wordpress.com のように多数のユーザーが独自のサブドメインで運用している有名なブログサービスであっても例外扱いされず、同じようにそのルートドメインが入ったサブドメインはすべて対象になると明示できる証拠を僕は指し示せませんでした。

そこで今後のポインタとして記録しておくために記事にしました。