SEOのライバル調査

・メルマガ #55(2007/04/11発行)のバックナンバー

さて、今日のネタはあまり広まってほしくないSEOです。

キーワードリサーチに使って欲しい特殊な検索構文「*********:」についてです。

「構文」なんていうとまた難しく感じちゃうかな。
でも、知ってしまえば、なんてことはないんで大丈夫ですよ。

キーワードが狙い目かどうかを判断するのに、「R/S率」や「KEI値」と呼ばれる指標に頼っている人もいますよね。

【参考】
「R/S率」は、「検索結果ページ数(Result)/検索数(Search)」で、需要に対する供給の割合を表します。

数字が小さければ小さいほど検索される回数に対して、検索結果として表示されるページが少ない、
つまり、競合が少ない狙い目キーワードということになります。

たとえば、月間検索数が1,000で、結果ページ数が12,500だったら、「12,500/1,000」でR/S率は、「12.5」。

月間検索数が1,000で、結果ページ数が230だったら、「230/1,000」でR/S率は、「0.23」。

数字の小さい後者のほうが、同じ検索数でも競合が少ないから狙い目ですよね。

海外のSEOで、よく利用される指標です。

でも、単純に結果ページ数を検索数で割っているだけのいたってシンプルな数値で、実際に需要のボリュームがあるかどうかってのは、まったく考慮されてません。

それを補うのが、KEI(Keyword Effectiveness Index)と呼ばれる値です。

もともとWordTrackerというアメリカでもっともポピュラーなキーワードリサーチツールが最初に取り入れた指標で、「キーワードが実際に検索エンジンで利用されている回数」や「キーワードの競合度」なんかも加味してくれます。

Wordtracker

こっちは、R/S率と反対で、大きければ大きいほど競合が少ない、狙い目キーワードということになります。

日本で最初に導入したのはこのツール

ただ、R/S率にしても、KEI値にしても実際のところ、競争が激しいキーワードか、競合がひしめき合うキーワードかを調べるのにはあまり参考にならないんです。

なぜかっていうと、あなたがターゲットにしたキーワードを対象にして、SEOがかけられているページかどうかってのをまったく考慮していない数字だからなんです。

どういうことか、例を挙げて説明しますね。

あなたは「ダイエット メニュー レシピ」で上位表示を狙ったとしましょう。

今、Googleで調べたら「1,640,000件」ヒットしました。

Yahoo!は、「1,780,000件」。

ものすごい数の競合ですね。
とても勝ち目はなさそう。
あきらめて、違うキーワードを探しがほうがいいかも。

でも、ちょっと待った。
「ダイエット メニュー レシピ」で検索すると、あなたが意図する「ダイエットのための(料理)メニューのレシピ」とはまったく無関係なページも含まれちゃうんです。

たとえば、

「”レシピ”どおり作ったけど失敗しちゃったから、今日の夕飯は”メニュー”が一品減ってしまったわ、と
“ダイエット”中の母が言った。」

こんな記事が書かれてるページも該当するんですね。(笑)
(もっといえば、「ダイエット」「メニュー」「レシピ」のどれかが含まれていれば該当してしまう)

ぜんぜん、ライバルサイトじゃないですね。

SEOにおけるライバルサイトというのは、あなたが狙っているキーワードに対して「SEO的」に競合しているサイトですよね。

特定のキーワードに対してSEOをかけているサイトの数を調べるのに役立つ、そんな方法があるんです。

ある「構文」を使って、検索します。
ある構文とは・・・、

丁寧に説明したいので、続きは次回