[対象: 上級]

schema.orgは、「Action」を表現するボキャブラリーを追加しました
Actionを利用することによって、「行動」を意味付けすることが可能になります。

アクション/行動を表現

構造化データは基本的に、モノゴトの静的な状態を意味付けします。

たとえば、「iPod touchの値段は21,800円です」や「株式会社セオセオの住所は東京都中央区銀座9-9-9、電話番号は03-456-7890、FAXは……です」が例です。

schema.orgで定義されたボキャブラリーでマークアップすれば、商品の値段や組織の住所や電話番号が持つ意味を検索エンジンをはじめとした“機械”に伝えることができます。

一方、新たに定義された「Action」でマークアップすることにより、「聞く(聴く)」や「食べる」、「料理する」といった、行動を伝えることができます。

Actionを使った例

Actionボキャブラリーを使った、簡単な例を見てみましょう。

「田中太郎がピザを食べた」

上の一文を、schema.orgのEatActionを用いてJSON-LDでマークアップすると次のようになります。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "http://schema.org",
  "@type": "EatAction",
  "agent": {
    "@type": "Person",
    "name": "田中太郎"
  },
  "object": {
    "@type": "Product",
    "name": "ピザ"
  }
}
</script>

「山田花子がiPodでAKB48を聴いた」ListenActionでマークアップすると次のようになります。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "http://schema.org",
  "@type": "ListenAction",
  "agent": {
    "@type": "Person",
    "name": "山田花子"
  },
  "object": {
    "@type": "MusicGroup",
    "name": "AKB48"
  },
  "instrument": {
    "@type": "Product",
    "name": "iPod"
  }
}
</script>

「食べる」や「聴く」といったわかりやすい例を挙げましたが、ほかにも「作る」や「(映画やTVを)観る」、「検索する」、「登録する」、「出発/到着する」などさまざまなアクションが定義されています。

Actionの使い道

Actionがどんな用途で使われるか、使えるかが気になります。

たとえば、聴いた音楽のアーティストや曲名をTwitterやFacebookに僕が投稿したとします。
またオンデマンドの音楽配信サービスのサイトでお気に入りの歌の情報をプロフィールで公開していたとします。

それらのサイトが、「ListenAction」で音楽情報をマークアップしていたとします。

あなたは、ウェブのあちこちに散らばっている、僕が“聴いた”好きな音楽の情報を集めることができるのです。
新たなサービスが生まれるかもしれません。

あなたのサイトの会員登録ページに「RegisterAction」をマークアップしておけば、検索エンジンはそのページで“登録ができる”ことがわかるかもしれません。

レシピサイトでCookActionを使えば、“誰が誰と何時から何時までどんな調理器具を使ってどんな料理を作ったか”を伝えることができるかもしれません。

Actionを導入すべきかどうか

僕たちにとっていちばん気がかりなのは、Actionを検索エンジンがどのように利用するかです。

今回のActionの導入には、GoogleとMicrosoft、Yandex、Yahooといった検索サービスの企業の人物が深く関わっています(schema.orgがもともと大手の検索サービス企業の主導で立ち上がったので不思議なことではまったくありませんが)。

しかし検索エンジンが具体的にどう利用するかはおろか、すでにサポートしているのかどうかさえ不明です。

したがって、今すぐにActionでマークアップすべきとは僕は思いません。

とはいえ、どんなふうに使われだすか気には留めておきましょう。
いつでも実装できるように準備しておいてもいいかもしれませんね。

メール マークアップ テスター

最後はおまけです。

schema.orgのActionの例は、どれもJSON-LDを利用しています。
MicrodataとRDFaの例は示されていません。

Googleが提供する構造化データテストツールでは、JSON-LDを検証できません。

JSON-LDの記述が正しいかどうかを検証するには、メール マークアップ テスターが使えます。
こちらもGoogleが提供するツールです。

メール マークアップ テスターで検証

Actionのに限らず、JSON-LDで構造化データをマークアップするときにはこのツールを使って確認するといいでしょう。

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