Googleウェブマスターツール「URLパラメータ」機能の正しい設定方法 at #SMX Advanced Seattle 2012

[対象: 上級]

SMX Advanced Seattle 2012からテクニカルなセッションをレポートします。

ページネーションとGoogleウェブマスターツールの「URLパラメータ」機能の実装方法ついてです。

URLパラメータはGoogleのMalie Ohye(マイリー・オーイェ)さんのプレゼンテーションからになります。

比較的高度な内容になりますが頑張ってみましょう。

ページネーションとURLパラメータ機能

マイリー・オーイェさんのURLパラメータの説明スライド

ページネーション

rel=”prev/next”は予想以上にうまく働いている。
※鈴木補足: Googleマイリーさんより

rel=”prev/next”を使った2ページ目以降が極めて稀に出てくることがある。出したくないならnoindexタグをつける。ただし99%は1ページ目が検索結果に出る。
※鈴木補足: 最後のはGoogleマイリーさんより

ページネーションされたページ群は関連付けられる。
※鈴木補足: Googleマイリーさんより

rel=”canonical”を1ページ目に向けるのは間違い。
※鈴木補足: Googleマイリーさんより

ビューオールページは表示が速くなければならない。

ビューオールページが使えないならページネーションしてrel=”prev/next”を使う。分割したページには自分自身を指すrel=”canonical”を付ける。

Ajaxを使った無限スクロールも推奨できる — スピードを落とさないし、クリックしなくていいのでユーザビリティに優れる。rel=”prev/next”を使ったページネーションとの組み合わせも可能。
※鈴木補足: ページの下までスクロールすると自動的にその下のコンテンツが表示される仕組みです。英語では“Infinite Scroll”と呼びます。たとえばGoogleの画像検索は無限スクロールを採用しています(一定以上はクリックが必要)。

URLパラメータ

より効率的にサイトをクロールできる(重複コンテンツを減らせる)。
・帯域幅を節約できる。
・ユニーク、新しいコンテンツをインデックスしやすくなる。

URLを削除するときは「URL削除ツール」を使う。

ページレベルのマークアップはクロールされたあとに個別に処理される。これらは引き続き考慮される。
・rel=”canonical”
・rel=”prev/next”
・rel=”altenate” hreflang=”x”
・noindex robots meta タグ

URLパラメータはヒントであって命令ではない — 役に立つヒントとして利用する。robots.txtやnoindexタグは従わなければならない命令。

使い方のベストプラクティス

  • コンテンツを変化させないパラメータを特定する。
  • コンテンツを変化させるパラメータを特定する:
    ・パラメータが与える影響とGooglebotにしてほしい処理を決定する。
    ・クローリングの振る舞いを最適化するために、提供されているガイドラインを十分に考慮する。
    ・決められなかったら推測せずにGooglebotに任せる。

    • 並べ替え:
      ・そのパラメータがデフォルトで存在しないならクロールしない。
      ・サイトワイドで同じパラメータが使われているなら「値が指定されている URL のみ」クロールする。
    • 絞り込み: 有用でない絞り込みはクロールしない。
    • 指定する内容: 通常は全てクロールする。
    • ページ指定: 通常は全てクロールする。
    • 翻訳: 通常は全てクロールする。

僕の知人は、URLパラメータはうまく機能していないと愚痴をこぼしていました。
スキルのある人なので使い方を間違えているとは思えません。
Googleに嫌われてるんですかね?w