[レベル:全員]

おととい公開したPubCon Las Vegas 2011のGoogle+ライブ投稿の後編です。

BingのDuanne Forresterのスピーチ at PupCon Las Vegas 2011

ビデオ

ビデオはテキストよりも53倍、検索結果の1ページ目で発見されやすい(Forresterの調査より)。

ビデオは思っているほど難しくない。
たとえば、
・ウェビナー
・インタビュー
・面白いだけのビデオ

Will It Blend?”は最初の年で600%売上アップ
※いろいろな物、たとえばiPhoneをブレンダー(ミキサー)にかけるビデオを公開し自社のブレンダーのコマーシャルに使った。

多くの歯医者や歯科関係企業が年間50,000ドル以上をTVコマーシャルに費やしているなか、Orabrushは500ドルで面白いビデオを作成した。
その結果、
・YouTubeで3,500万ビュー、157,000人の購読者
・Facebookで295,000人以上のファン
・Twitterで4,000人以上のフォロワー
・15人の会社が5ドルの歯ブラシをYouTube経由で100万ドル以上販売
・3,700以上の大手ドラッグストアがこの会社の製品を商品棚に並べ始めた。
米国版GoogleオフィシャルブログでもOrabrushが先日紹介されました。

ビデオのコンテンツ作成はキーワードリサーチから始まる。
・ユーザーが使いそうなキーワードをブレーンストーミングで洗い出す
・ツールを使う
– Googleオートコンプリート
– AdWordsキーワードツール
– Google Insights for Search
・オンラインでマーケットリサーチ
– Yahoo AnswersやQuora、LinkedIn、FacebookのQ&A
※日本なら教えてgooやYahoo知恵袋
– Digg、StumbleUpon、Redditでピックアップされたサイト
※日本ならはてブかな
– Googleの検索オプションで「掲示板」で絞込み

ロングテールを考える。ロングテールのほうが順位が低くても検索結果でのCTRが高い。
※参照:『ロングテールキーワードは上位表示できなくてもクリックされる』

YouTubeのSEO

YouTubeは2番目に大きな検索エンジン。YouTubeのランキングもチェックすべき。

YouTubeはランキングもさることながら、サムネイル画像がCTRに大きく関わる。

YouTubeのSEOは、タイトル・説明文・タグのキーワードが重要。説明文のURLはクリッカブルになる。

YouTubeのキーワードリサーチには次が使える。
YouTubeキーワードツール
Übersuggest僕が頼んで日本語対応にしてもらいました
Soovle

Information Architecture(情報アーキテクチャ)

貧弱なサイトアーキテクチャだと
・インデックスされない
・ランキングが低い
・訪問者が来ない
・売り上げが上がらない

ユーザーに考えさせてはいけない

検索エンジンフレンドリーなウェブサイトを作るには次を考慮する
・URLとサイトのストラクチャ
・リンクとナビゲーションのストラクチャ
・ドキュメントとページのストラクチャ

IAとは
・情報を構成する ⇒ ユーザーを(求める)情報に連れて行く
・ユーザーパス(経路) ⇒ ユーザーを目的地にたどり着かせる

まずやることは「キーワードリサーチ」。ユーザーが検索に使うキーワードを見つける。適切なラベル付け(体系的な名前を付ける規則)を作るのに役立つ。

重要な情報に到達するのに4クリックかかるようならサイト構成を見直すべき。

アプリケーションソフトのユーザーは使いながら使い方を覚えてくれるが、サイトの
ユーザーには直感的に使い方が分かるようにする。

選択肢が多すぎることは、選択肢がないことと同じ。「7つ」が人間が認識できる数の限界。

IAをスキップしてはいけないと開発者に言わなければならない。

IAは目的としたページにユーザーを連れて行くこと

IAはキーワードマッピング。メニューのラベルはコンテンツになりうる。
・どこにいるのか
・ここで何ができるか
・シングルワードかもっと長いフレーズか
・CTAになりうるか
・選択肢が多すぎる ⇒ 選択肢がない

LPO(ランディングページ最適化)

LPOの基本
・Specific(具体的)
・Clean & Concise(整然かつ簡潔)
・Call to Action(アクション装置)
・Branded, Certified(ブランド価値、資格・証明)

入力ボックスには事前に例を入れておいてはいけない
例:メールアドレス欄に「taro@example.com」とか

メール登録の場所に登録人数を書いたら、CVRが2倍になった

EFO(入力フォーム最適化)

「どこでこのサイトを聞きましか?」は絶対に聞いちゃいけない質問。アクセス解析で調べれば済む。

質問が多ければ多いほど、質の高いリストが集まることも事実。その代わりCVRは下がる。トレードオフ。

情報入力完了までいくつのどんなステップがあるかを説明する。

エラーが起きた時は何が間違っているのか見つけやすくする。

5つ以上の選択肢がある場合は横2列にする。

テキストフィールドの長さはそろえる(終端をでこぼこにせず統一する)。

CAPTCHAを使うとコンバージョンは下がる。スパムの数は変わらない。
⇒ CAPTCHAは使わないほうがいい。

電話番号の入力を求めるとCVRを大きく下げる。

フォームページのビデオはCVRを下げる。

ローテーションバナーなど画面が動くのは絶対ダメ。何があるのかを認識できなくなる。

画像は多量の文字情報を伝えてくれる。

SEO vs. PPC

購入CVRの比較
・SEOだけ: 2.9%
・PPCだけ: 3.0%
・SEO+PPC: 3.8%

電話問い合わせの比較
・SEOだけ: 3.6%
・PPCだけ: 4.1%
・SEO+PPC: 5.9%

セミナー登録
・SEOだけ: 7.20%
・PPCだけ: 8.10%
・SEO+PPC: 9.60%
・SEO+PPC+メール+ソーシャル: 11.10%

クリック数もCTRも平均購入額も利益も、SEO+PPCのほうが多い。結論として、SEOとPPCの両方をうまくやるとすべての数字が伸びると言えそう。

モバイル

Google検索の15%はモバイル検索

携帯・スマートフォン・タブレット、それぞれに適したデザインを作らなければならない。

スマートフォンとタブレットはデスクトップと同じURLを使う。UAを検出して、モバイルCSSやJQueryで適切なフォーマットを提供し、アプリケーションを使っているような感覚にさせる。

Author

Author(著者)のオーソリティでブランドを確立する

著者の名前は検索結果のランキングに影響するかもしれない(Googleが出願した特許より)

Author Rankを上げるためには
・サイトでAuthor(の価値、存在)を作り出す。たとえばNASAとかハーバード大からリンクが張られたら、Author Rankも上がる。
・TwitterやFacebook、Google+でアクティブに活動する。
・コンテンツを書いてリンクを獲得すれば、著者のトラストも上がる。
・自分のサイト以外でコメントを書く(ブログ、フォーラム、業界のサイト)
・上で説明したようなライターにメインページの記事を書いてもう。
・ ゲストブログ投稿はAuthor Rankを上げるかもしれない。ブランディングにも貢献する。

Bing

Bingが見ている要因
・titleタグ
・meta descriptionタグ
・コンテンツ
・被リンク
・ソーシャルシグナル
・リツイート
・フォロワー数
・いいね!

重要度順に要因を並べると、
1. コンテンツ
2. ソーシャル
3. ユーザーエクスペリエンス
4. リンクビルディング
5. SEO(内的要因のこと?)

ソーシャルはパターンからどういうのがいいか判断できる。

滞在時間が長いことは非常に需要な要因

リンクやSEOは今でも重要

投資すべきトップ5
・クローラビリティ
・サイトストラクチャ
・階層
・内的要因
・リンクビルディング

80%の人々は購入前に友だちに相談している。友だちや家族の推薦は検索以上に強い影響を与えるから、ソーシャルとの統合は意思決定までの期間を短縮する。

ソーシャルが検索に与えるインパクト
・クオリティ
・トラスト
・ポピュラリティ
・タイムライン

Bingは、rel=“author”を使うことは今のところ考えてない。Schema.orgの規格で別の手段を使うことはありえる。

Bingウェブマスターツールで、Yahoo! Site Exlorerが取得していた過去のデータを見られるようにしてほしかったら、リクエストしてほしい。

Bingウェブマスターツールのリンクデータはサンプリングではなく完全なデータ。

リンクの価値が今すぐになくなることはない。適切なアンカーテキストを得るにはソーシャルが欠かせない。

ライクファームがリンクファームにとって代わっていることをBingは認識している。ソースのトラストが重要。

インハウスSEO

大規模企業のインハウスSEOでも小規模企業のインハウスSEOにいかせること:

・チームがあるならSEOの目的を明確にする。他のすべてのチームと関わること。PRチームの会議があったらそれに参加する。知っておかないといけない会議がたくさんある。製品が販売されるまで、販売された後のサイクルを知っておく。SEOはそのサイクルの一部分。

・企業内でSEOチームの存在を管理する。読むべきブログを指示したりして、正しいSEOができるように教育する。

・企業内で初のSEOの担当になると、会社の他の部署から敵にされることがある。なぜなら仕事を増やすから。実際にはそうではないことを証明しなければならない。みんなが思ってるのとは違うように行動すれば、作ったコンテンツやページをもっと見てくれるようになる。

・社内のSEOの情報源になる。SEOのセミナーやカンファレンスに毎月参加する。社内ニュースレターやブログでSEOについて書く。

以上です。

後編はビデオやIA、LPO・EFOのようにSEOではないもののSEOと密接に関連したカテゴリのセッションを中心にレポートしました。

Bingの話もピックアップしましたが、ソーシャルが大きな要素になってきているのはGoogleにも共通しているはずです。

そしてソーシャルに続いてコンテンツの著者(Author)が今後はコンテンツの質を判断する要素になってきそうな気配です。

100個以上あった今年のPubCon Las Vegasは本当に勉強になるセッションばかりでした。

同時間に5つが走っているため参加したくても参加できないセッションもあり、自分が何人もいればもっとたくさんの情報が手に入ったのにとまで考えてしまったほどです。

それでも前編と後編をあわせて多くの学びをあなたと共有できたと思います。

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