ドメインの長期間契約はSEOに有利?

あなたは所有しているドメインの契約期間を、どのくらいの長さにしてますか?

半年?、1年?、5年?

ドメインの契約期間の長さが検索結果に影響を与える、という分析もあります。

実際にどうなのでしょう?

High Ranking Forumsでこの件に関するディスカッションが発生しています。

アドミニストレータのJill女史、モデレータのRandy氏はともに、関係ないだろうと推測しています。

Jill says:
Impossible to test to know for sure, but I’d guess no.

“確実に調べるのは不可能だけど、関係ないだろうと思う。”

Randy says:
So based upon my observations I’d say the length of future registration has no positive or negative effect.

“自分の観測結果から言うと、登録期間の長さはプラスの影響もマイナスの影響もないと言えそうだ。”

ところが、Googleのパテント(特許)には、契約期間の短いドメインはスパムサイトとしてみなされやすいという記述があります。

モデレータのmcarnerin氏がコメントしています。

One paragraph mentioned that there is a possibility that a domain registered for only one year is more likely to be spammy or considered “short-term” by it’s owner than one registered for many years (indicating an intent to keep it).

“ある段落で、登録者によって1年だけしか登録されていないドメインは、長期間登録されたドメイン(所有し続けることを示唆する)よりも、スパムっぽい、つまり「短命」の可能性があると述べている。”

不正なことに使うサイトは契約を更新しないかもしれないので、最小の期間で契約することがほとんどでしょう。
スパムチックなサイトを量産するスパマーは、用を終えたサイトのドメインは1年で契約終了することが考えられます。

短い期間で契約するということは、信頼されにくいということですね。

ただし、これは特許で出願されているだけです。
実際にGoogleがアルゴリズムとして採用しているかどうかは、分かりません。

ドメインを取得したり、更新したりするときに、「来年はもう運用してないかもしれないな」とか「数年分を一度に払うのはイヤだな」という心理的抵抗があって、1年単位にする人が多いんじゃないでしょうか。

僕はそうです。(笑)

しかし、ドメインを長期間契約するということがプラスに働くことはなくても、マイナスに働くことはなさそうです。
息の長いサイトにしたいなら、思い切って最長期間契約にするほうがいいかもしれませんね。

ちなみに、アメリカにNetwork Solutions(ネットワーク ソリューションズ)という大手のドメイン取得代行業者があります。

ここのウェブサイトには、次のようなメッセージがあるそうです。

Did you know? Registering a domain name for a longer term not only saves you money, but helps to increase your search engine ranking. Consider a 5-year term!

“知ってますか? ドメイン名を長期間契約するのはお金を節約するだけではなく、サーチエンジンのランキングを上げるのにも役立つんですよ。5年契約を検討してください!”

これは、完全にセールストークです。w

【追記】
ここでの「ドメインの契約期間」というのは運用歴、いわゆるドメインエイジではなく、現在より先の残りの契約期間のことです。