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賑やかな記事タイトルになってしまいましたが、互いに関連するであろう有料リンクにまつわる3つの出来事が先週末に起こりました。

  1. 英国の大手フラワーショップサイト、Interfloraがリンク購入が原因で手動の対応(ペナルティ)を受ける
  2. 英国の数十のニュースサイトがリンク販売を理由にGoogleツールバーのPageRankを下げられる
  3. Googleのウェブスパムグループのリーダーである、Matt Cutts(マット・カッツ)氏が公式ブログでリンク販売がGoogleが定めるガイドラインに違反することをあらためて警告する

1. Interfloraがリンク購入による手動対応を受ける

Interflora(インターフローラ、interflora.co.uk)という花を配達する英国の大手フラワーショップが、リンクを購入したことが原因で検索順位を手動で下げられました。

それまで1位だった、「flowers」や「flolist(s)」、 「flower shop」 のようなビッグキーワードは40〜50位台に落ちました。
さらにブランド名である「interflola」の検索ですら1位に出てこなくなりました(Google UKの検索において)。

Interfloraがブランド名検索で1位に出てこない

トップに「interflora.co.uk」が出ていますがこれはAdWords広告です。
オーガニック検索では、1位も2位も別のサイトが出ています。

手動対応を受けた理由は次に説明するニュースサイトからのリンク購入と思われます。

2. 英国のニュースサイトがリンク販売による手動対応を受ける

有料リンクを販売したために英国のニュース配信サイトがGoogleツールバーのPageRank、いわゆるTBPRを下げられました。
1サイトや2サイトではなく数十サイトが対象になっています。

しかも下げられた後のPageRankの値は「0」です。

TBPRを手動で下げられた英国ニュースサイト

Interflolaはこれらを含む、100以上のニュースサイトにPR広告を載せてリンクを張ってもらっていました。

Interflolaが購入した広告リンク

nterflolaが購入した広告リンク

リンクにはもちろんnofollowは付けられていませんでした。

3. Matt Cuttsによるリンク売買に対するあらためての警告

Interflolaがリンク購入で手動対応を受けた、数々のニュースサイトがリンク販売でTBPRを下げられた、と断定したふうに書いてきましたがGoogleが認めたわけはありません。

真偽を尋ねる問い合わせに対してはGoogleはコメントを拒否したとのことです。

ところが、これらの事件が発覚した直後にリンク売買に対する注意を喚起する記事をウェブマスター向け公式ブログにMatt Cutts(マット・カッツ)氏が投稿しました。
Matt Cutts氏は、米Googleのウェブスパムグループのリーダーです。

要点は以下のとおりです。

  • PageRankを転送する目的でのリンク売買は品質ガイドラインに違反する
  • お金を払えばリンクを売ってやるとかリンク付きのPR記事を掲載すると言って誰かが近寄ってきても相手にしてはいけない
  • リンクを買ったり売ったりした場合はツールバーのPageRankを下げるほかGoogleの信頼が低くなり検索順位を下げるといった対処をとることがある
  • ウェブマスターツールに不自然なリンクの警告が届いたときはGoogleの信頼を失っていることを示す
  • 有料リンクや記事PRリンクなどの不正なリンクを削除するかnofollowを付け対応したのち再審査リクエストを送る

Googleは有料リンクに対する警告を再三繰り返しています。
しかしMatt Cutts氏が書いた記事の文脈から判断すると英国ニュースサイトとInterflolaのことを指していると理解して間違いないでしょう。

Interflolaはニュースサイトからリンクを買っていただけでなく、ほかにも品物を無料で提供する見返りとしてリンク付きの記事を一般のサイト運用者にも書いてもらっていたようです。

不自然リンク警告を受け取っていたとも推測でき、リンクを外してほしいと依頼メールがInterflolaから届いたとの情報も多数あります。

Googleは大手サイトといえど有料リンクの売買に関しては容赦しないことがあります。

JCPennyしかり、Ovestockしかり、Forbsしかりです。
身内のGoogle Japanですらリンク購入でPageRankを下げらたことがありました。

リンクを買う方もリンクを売る方も常に危険と隣り合わせだということを再度認識しておいてください。

– References –

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Comments

  1. By にしざわゆうき on

    初めまして。いつも貴ブログを拝見させて頂いておりまして、
    大変参考にしております。

    今回の記事は大変興味深いですね。

    私の立ち位置としては、
    ホワイトハットSEOを推奨しながらも、
    ブラックハット的な手段を完全に否定していない、
    というのを先にお伝えさせて頂きます。

    ブログに掲載されている情報を元に、
    対象となるページを確認しましたが、
    付いているバックリンクを見ると極端に質の悪いものではないように見受けられました。

    素朴な疑問ですが、
    グーグルはこのページがブラックハットである、と根拠付けたのはどこにあるのでしょうね。

    アンカーテキストがかなり作為的に集約されている事が、
    大きく目立ちましたが、その他は比較的、大人しい外部対策に見えます。

    リンクを短期間に大量に付けるなど、
    グーグルが不自然なリンクだと判断するに十分な、
    「ぱっと見てわからない理由」があったのでしょうか。

    非常に素朴な疑問ですが、
    もしよろしければ鈴木様のお考えを聞かせて頂けると幸いです。

    *** Reply from Suzuki Kenichi ***
    はじめまして。
    コメントありがとうございます

    グーグルはこのページがブラックハットである、と根拠付けたのはどこにあるのでしょうね。

    さまざまな状況から判断して有料リンクを購入していると結論づけたからでしょう(実際にリンク購入してた)。
    具体的にどんな状況だったかは記事の終わりに記載している参照先(References)でご確認ください。
    PageRankを転送する目的でのリンク購入は品質ガイドラインに違反するから“ブラックハット”と認識したのです。

    大きく目立ちましたが、その他は比較的、大人しい外部対策に見えます。

    他がどうこうは関係がなくて、ガイドライン違反が確認されれば手動対応するというのがGoogleのスタンスなのではないでしょうか?
    人の役にたつ仕事をしているからあなたは信号無視してもいいですよ、とはならないですよね。
    他とは切り離した、リンク購入に対する処置です。

  2. By にしざわゆうき on

    早々のコメントありがとうございます。嬉しいです。

    確かにおっしゃる通りですね。そう言われてみるとグーグルが言う、「検索エンジンが無かったとしてもそうしたか」というラインを超えたものは好ましいものではありませんよね。

    大変勉強になります。ありがとうございます!

    *** Reply from Suzuki Kenichi ***
    Interfloraの何をGoogleは問題視したのかを別記事で書いたのでそちらもご参考ください。
    http://www.suzukikenichi.com/blog/what-is-advertorial/

    お返事ありがとうございました。:)

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