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Googleは、昨年4月に実施したモバイルフレンドリーアップデートの影響力を高める更新を行うことをアナウンスしました。
5月に実施を開始する予定です。

日本語版のウェブマスター向けブログで翻訳記事がすでに出ています。
全文はそちらを見ていただくとして、特に重要なポイントをこの記事では取り上げます。

オレンジ色のGooglebot

ランキング要素の効果を高めるアップデート

公式アナウンスの日本語訳では次のように今回のアップデートを説明しています。

Google では昨年より、サイトがモバイル フレンドリーかどうかをモバイル検索でのランキング要素の一つとして使用し始めました。この 5 月からは、当該ランキング要素の効果を高めるアルゴリズムのアップデートを段階的におこなっていきます。このアップデートにより、モバイルでも見やすいページが検索結果でさらに多く表示されるようになります。

昨年4月のモバイルフレンドリーアップデートの導入により、モバイルフレンドリーではないページの順位が下がりました(逆の見方をすれば、モバイルフレンドリーなページの順位が上がった)。
今回のアップデートは、その効果をさらに増すものです。

イメージとしては、もしそのページがモバイルフレンドリーではなくて、このアルゴリズムの評価によって1つ順位を下げていたとしたら今後は2つ順位を下げるような感じです(あくまでもイメージで、影響力が2倍になるということではありません)。

モバイルフレンドリーなサイトには影響なし

すでにモバイル対応が完了しているのであれば、今回のアップデートへの対応はまったく不要です。
何もする必要はありません。

公式アナウンスは次のように述べています。

サイトがすでにモバイル フレンドリーである場合は、今回のアップデートによる影響はありません。モバイル フレンドリー サイトについてサポートが必要な場合は、モバイル フレンドリー テストとウェブマスター向けモバイルガイドを確認されることをおすすめします。

しいて何かするとすれば、モバイルフレンドリーとして認識されていないページがないかどうかを、Search Consoleのモバイルユーザービリティレポートで念のため確認しておくくらいでしょうか。

「スマホ対応していないサイトはGoogle検索で順位が下がる」として、普段はSEOにさほど興味がないサイト運営者の間でもモバイルフレンドリーアップデートの実施は大きな反響を呼びました。

実施の2か月前に予告されたせいもあって実際には大変動と言われるほどのランキングの変化は起きませんでしたが、このアップデートによりスマホ対応が進んだのは疑いようのない事実です。

こんな状況だったので、少なくとも大切なサイトでモバイル対応を終わらせていないということはないはずです。

もし万が一、いまだにモバイル対応していないのであれば少なくとも5月までには必ず対応を完了させておくことを強く推奨します。

モバイルフレンドリーアップデート第2弾で出てきそうな質問

5月に実施が予定されている、このモバイルフレンドリーアップデートの第2弾に関して出てきそうな質問に回答します。

Q1. どのくらいの影響(順位変動)が起きそうですか?

これは、その検索結果に表示されるページが今の時点でどのくらいモバイル対応しているかどうかによって変わってきます。

モバイル対応していないページが依然として検索結果の多数を占めているのであれば、目に見えるような入れ替わりが発生する可能性があります。

一方で、1ページ目に表示されているページのすべてがモバイル対応しているなら、第2弾による変化は特に見られないでしょう。

以前と比べてどのくらい影響力を増すのかも気になるところですが、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏に先週のSMX Munichで会ったときに直接尋ねたところ、「わからない」ということで教えてもらえませんでした。

また、いくらモバイルフレンドリーではなかったとしても、ユーザーの検索クエリの意図に対する関連性や質が完全に無視されてしまうほどの影響力は持ちません。

検索クエリの意図は引き続き重要なランキング要素となります。そのため、モバイル フレンドリーではなくてもページのコンテンツの質が高ければ、関連性の高い優れたコンテンツとして今後もランキングされることがあります。

Q2. どんな対応が必要ですか?

先程も言ったように、すでにモバイルフレンドリーになっているなら何もする必要はありません。
まだモバイル対応しておらず、かつGoogle検索からのトラフィックが重要ならば、早急に対応しましょう。

モバイルフレンドリーとして認識されるには再クロールと再インデックス、再処理が必要です。
遅くとも5月に入るまでには完了させておきたいところです。

Q3. 新しいシグナルも同時に組み込まれますか?

いいえ。
影響力が増すだけであって、モバイルフレンドリーとしてみなすための新たなシグナルは追加されません。
Googleのミューラー氏に確認してあります。

新たなシグナルが今後組み込まれる可能性は十分に考えられますが、少なくとも今回発表があった5月のアップデートでは今までと同じ要素を見ています。
つまり、今モバイルフレンドリーなら引き続きモバイルフレンドリーのままということです。

Q4. 具体的には5月の何日に実施されますか?

正確な日にちは発表されていません。
ミューラー氏にも聞いてみましたが、わからないとのことでした。

決まったら告知があるでしょう。
事前告知がなかったとしても、実施したら間違いなく伝えるはずです。

Q5. 段階的に実施するそうですが?

日本語訳には確かにはっきりと段階的に実施すると書かれています。

この 5 月からは、当該ランキング要素の効果を高めるアルゴリズムのアップデートを段階的におこなっていきます。

※強調は僕による

一方で、原文となる英語のアナウンスには、段階的を明示的に示す単語は含まれていせん。
ただ、“beginning” や “[wi]ll start rolling out” という表現には暗に「徐々に」というニュアンスが含まれているようにも思えます。

beginning in May, we’ll start rolling out an update to mobile search results…

ですが、ミューラー氏は “at one point” の実施だと僕に答えてくれました。
“at one point”は、「ある一時点で」という意味です。

日本版ブログには、「段階的」だとはっきりと書かれていたことを伝えると「へぇー、そうなんだ」と言っていましたが、ミューラー氏が知るかぎりでは一時点での実施のようです。

何回かに分けてアップデートを実施するということではなく、展開が完全に終了するまでにはそれなりの時間がかかるということなんですかね?
初回のモバイルフレンドリーアップデートも実施から展開完了までには2週間以上かかりました。

もっとも、どうでもいいことかもしれません。

Q6. AMPにも対応したほうがいいのでしょうか?

今回のモバイルフレンドリーアップデートの強化と、AMPは別ものです。
AMPもある種のモバイルフレンドリー化ですが、まったく別のテクノロジーです。

AMP対応していなかったからといって、モバイルフレンドリーアップデート第2弾によって順位が下がることはありません。
反対に、AMP対応したからといって、モバイルフレンドリーアップデート第2弾によって順位が上がることもありません。

繰り返しますが、モバイルフレンドリーアップデートとAMPは別ものです。

とはいえ、モバイルフレンドリーアップデートに関係なく、ニュース系コンテンツを公開しているならメリットが期待できるので、僕ならAMP対応を前向きに検討します。

ほかにも疑問があれば、コメントかTwitterGoogle+でお尋ねください。
僕の知識だけで答えられないものは、なんとかしてGoogleに人に聞いてみます。

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