Googleタイトルタグ書き換えのアップデートはランキングには影響しない

[レベル: 中級]

検索結果に表示するページタイトルを生成するアルゴリズムを Google はアップデートしました。
このアップデートはランキングには影響しません。

この記事では、こうしたタイトル生成に付随する情報をいくつか紹介します。

タイトル生成はランキング決定のあと

冒頭で伝えたように、タイトル生成のアルゴリズム変更はランキングには直接影響しません。
検索結果に表示するタイトルは、ランキングが決定したあとに生成されるからです。

検索結果のタイトルが変わったのと同時にランキングが下がったというケースがもしあったとしたら、それは何らかの別の要因による順位変動と書き換えのタイミングがたまたま一致しただけでしょう。

ただし、title タグと異なるタイトルが表示されるという理由で title タグを修正した場合は(基本的には推奨しない)、ランキングに影響が出る可能性はあります。
title タグはランキング要因の 1 つだからです。

ページの修正はすぐに反映される

タイトル書き換えが発生したからといって慌てていじることはオススメはしません。
それでも確信を持って改善を実行する場合もあるでしょう。

ページ上の要素(たとえば、title タグや h1 タグ)の修正は通常は、かなり速やかにタイトル生成に反映されます。

具体的にどのくらい速いのかまでは特定できませんが、再クロールさえしてもられば数週間も数か月もかかるということはなさそうです。

スマホと PC でタイトルが異なることも

モバイル検索に表示されるページタイトルと PC 検索で表示されるページタイトルが異なることがあります。

理由の 1 つは検索結果の大きさ(デバイスのスクリーンサイズ)です。
モバイル検索ではページタイトルは折り返して表示されますが、PC 検索では折り返されません。
文字数の多いタイトルがモバイル検索のでは表示されることがあります。

モバイル検索のほうが PC 検索のよりもタイトルが長いのが普通なのですが、こちらは逆転している特異な例です。

amsive digital

amsive digital

PC 検索のほうが長いタイトルになっています。

しかもこの企業は、Path Interactive から Amsive Digital に社名変更しました。
モバイル検索では、title タグを無視して以前の古い社名をタイトルに使っている悪いパターンです(PC 検索では、旧社名とともに現社名を示した title タグがタイトルに使われている)。

こうした不適切に生成されたタイトルはフィードバックの対象です。

アップデートはグローバルで全言語に展開

タイトル生成のアルゴリズムアップデートは、グローバルで全言語に対して展開しました。

日本でも書き換えに困っているサイトが多発しているようなので、これは説明不要ですね。
むしろ、こういう厄介なアップデートは米 Google だけの適用でいいような気もします。(笑)

検索結果のページタイトルのアルゴリズム更新に端を発したごたごたはもうしばらく続きそうな予感がします。
新しい情報が入ればこのブログでお伝えします。