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Google は、AI 検索におけるスパム対策にも本腰を入れています。
検索および Gemini の両方に不正操作に対する強固な保護機能
AI が本格的に検索に組み込まれたことにより、AI が生成する回答に影響を与えることを狙った新たなスパム的手法が生まれています。
たとえば、次のようなやり口です。
- 自社や自社プロダクト/サービスを優先的に推薦する自己宣伝型おすすめリスト記事(英語では、”Self-listicle” とも呼ばれる)
- 人間のユーザーではなく AI (LLM) を主にターゲットにしたコンテンツ
- AI レコメンデーション ポイズニング
こうした手法を採用することで、Google の AI Mode や ChatGPT などの AI ツールで自社ブランドを引用を増やすことを提案する GEO/LLMO/AEO 代理店も存在するほどです。
Google 広報担当者である Jennifer Kutz(ジェニファー・カッツ)氏はこのような状況について The Verge にコメントを提供しています。
- 検索および Gemini の両方において、操作に対する「強固な保護機能」を Google は備えている。
- 低品質で自己利益を目的としたコンテンツ(リスト記事など)の存在を認識しており、その対策に積極的に取り組んでいる
- サイトオーナーへのガイダンスは一貫している:
- 検索システムが理解できるコンテンツを作成すること
- アルゴリズムではなく、人のために作られたコンテンツに注力すること
AI 検索の結果を不正に操作する各種手法が出回っていることを Google は認識しています。
そして、対策にも乗り出しているとのことです。
また、確認の結果、多くの検索においてすでにより高品質な結果が Google で表示されているとカッツ氏は指摘しており、継続的な改善が進んでいることも示唆しています。
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通常の SEO であれば絶対に実行しないような施策を、GEO/LLMO に有効だからといって取り入れる風潮が存在します。
しかしながら、AI 検索が RAG(グラウンディング)を採用するかぎりは通常の SEO が AI 検索にも最終的に大きく影響を与えます。
長期視点で考えれば、SEO にマイナスな施策は取り入れてはいけないのです。
SEO にダメージを与える GEO 戦略に対しては、特に Lily Ray(リリー・レイ)氏が繰り返し警鐘を鳴らしています。
Web担当者Forum の連載コラムで取り上げました。
AI 時代でも「人間のためのコンテンツ」が本質である点は変わりません。
