Google、新しい音声モデルGemini 3.1 Flash Liveを搭載したSearch Liveをグローバル展開

[レベル: 上級]

Google は Search Live(検索 Live)をグローバルに展開しました。
AI Mode がサポートされているすべての地域・言語で利用可能です。

AI を活用したマルチモーダル検索体験

Search Live は AI Mode と連携する Google 検索の機能です。
音声とカメラを使ったリアルタイムのマルチモーダル会話を可能にし、AI を活用してインタラクティブかつコンテキストを考慮したサポートを提供します。

噛み砕くと、カメラをとおして映像をその場で見せながら、AI Mode に会話で質問してやり取りできる機能です。

それでも文字の説明だとイメージが湧かないかもしれません。
デモ動画を Google が公開しています。

映像と音声を使った、リアルタイムでのインタラクティブな会話型検索が革新的とも言うべき Search Live の特徴です。
タスクのリアルタイムサポート、カメラを活用したビジュアルな問題解決、会話形式のフォローアップ質問などに利用できます。

また、検索機能なので、関連するコンテンツへのリンクも提供されます。
必要に応じて、詳細を関連コンテンツで確認可能です。

AI モデルには Gemini 3.1 Flash Live を搭載し、より自然な多言語会話を実現しました。

Google アプリ (Android/iOS) から Search Live を起動できます。

Search Live
[検索バーの下の Search Live アイコンをタップする]

また、Google レンズからも呼び出せます。

Search Live
[モードメニューの Search Live アイコンをタップする]

Search Live vs. Gemini Live ビデオモード

Gemini にも、カメラで映した映像を見せながらリアルタイムで音声の回答を得ることができる Gemini Live という機能が提供されています。

Search Live と Gemini Live ビデオモードは非常に似通った機能です。

おおまかな使い分けはこんな感じでしょうか。

  • Gemini Live ビデオモードを使う場面
    • クリエイティブなアドバイス:カメラを空間に向けて、収納のアイデアやデザインの提案を求める。
    • ダイナミックな問題解決:「動作がおかしいレコードプレーヤー」を見せながら会話し、問題を診断する。
    • コンテキストに応じたサポート:桜の映像を見せながら、インスタ 投稿にどのアングルからの写真が最適かセカンドオピニオンをもらう。
  • Search Live を使う場面:
    • 情報収集:カメラを植物やランドマークに向けて、その名前や詳細情報のウェブリソースを調べる。
    • ショッピング・リサーチ:店頭で見つけた商品の購入先を探したり、製品ラベルについて調べたりする。
    • 素早いトラブルシューティング:テレビ背面の特定のケーブルを特定するなど、素早い解決策とそれに関連するリンクを直接得る。

基本的には、意見やアイディアが欲しいときは Gemini Live で、情報を求めているときは Search Live でしょうか。
とはいっても、オーバーラップする使い道が多いのも事実です。
どちらを使っても、たいていはうまくいきます。

説明書を読んでもイマイチ理解できない、ある機器の操作方法や僕に合った設定方法を Search Live に尋ねたところ、とても適切にアドバイスしてくれました。
想像以上に非常に快適な体験でした。

SEO への潜在的な影響

Search Live が SEO に与えるかもしれない影響を考えてみました。

  • ゼロクリックの増加:会話形式の回答がユーザーの意図を直接満たすことで、オーガニックのクリック率が低下する可能性がある。
  • 会話型クエリへのシフト:より自然で長い、かつ会話スタイルのクエリが増加する。
  • クエリデータの入手困難:会話型で統一したクエリではないため、AI Mode や AI Overview 同様に、クエリデータが提供されない。
  • 構造化されたコンテキスト豊かなコンテンツの重要性の高まり:AI が回答を生成するために、明確で構造化された意味的に豊かなコンテンツが必要になる。
  • ビジュアル要素の重要性の増大:レンズや Search Live を通じたカメラベースのクエリの増加により、画像最適化とビジュアルコンテキストの価値が高まる。
  • タスクベースのコンテンツ需要:実生活における実践的なタスクをサポートするコンテンツが、より高い露出を得られるようになる可能性がある。

いちばんの問題はゼロクリックの増加でしょうか。
僕自身、何ターンも Search Live とやり取りしている最中に関連コンテンツがその都度提供されたものの、Search Live との会話ですべて解決しました。
結局、どのサイトにも訪問していません。

Search Live は、ユーザーとしてはとても便利で画期的な機能、SEO に取り組む身としては面倒で厄介な機能とも言えそうです。