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Google が準備を進めているモバイル ファースト インデックス(以下、MFI)は、年内の導入は難しそうです。
早くても来年、つまり 2018 年にずれ込むことが確実な情勢です。

MFI導入は早く2018年、実施日は未定

probably many quarters away

(MFI の導入は)おそらく数四半期先になりそうだ。

米シアトルで今週開催されている SMX Advanced 2017 のモバイル ファースト インデックスをテーマにしてセッションのなかで Google の Gary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏はこのように発言したとのことです。

“quarters” は「四半期」を意味します。
今は6月で、第2四半期が終わりに近づいています。
残りの四半期は、第3(7〜9月)と第4(10〜12月)の2つです。
四半期が“many”(たくさん)なので、少なくとも今年中の実施はないのだろうと、イリェーシュ氏の発言から解釈できます。

つまり、MFIは早くて 2018 年の導入ということになりそうです。
エンジニアたちは 2017 年中の導入を目指していたようですが、実現はほぼ無理な情勢だと思われます。

また、イリェーシュは次のようにもコメントしたとのことです。

We don’t have a timeline for the launch yet

実施のタイムラインはまだ決まっていない

2018年といっても、2018年のいつになるかも未決定です。
具体的な日程は決まっていません。

3月に開催された SMX West 2017 では MFI導入は数か月先で、ともすれば 2018 年に遅れる可能性もなくはないとのことでした。
とはいえ、可能性としてはかなり低そうだったのですが、2018 年への遅延が現実のものとなりそうです。

MFIへの移行が完了するまでには4〜5年!?

さらにイリェーシュ氏は、「モバイル ファースト インデックスへ完全に移行するまでには4〜5年くらいかかるかもしれない」とも発言したようです。

いったん導入してからも本当に完成させるまでには、継続した改良が必要なのでしょう。

クオリティニュートラルの実現が難しい?

MFI の導入が遅れている最大の理由は、想定している検索結果を作り出せないことにあるようです。

MFI の導入にあたっては、クオリティ・ニュートラル (Quality Neutral) を Google は目指しています。
PC 向けページをメインにインデックスしている現在の検索結果と、モバイル向けページをメインにインデックスする MFI 後の検索結果に生じる相違を Google は最小限に抑えることを命題にしています。

なぜなら MFI の目的は、ランキングアルゴリズムの変更ではなく、インデックスの対象を PC からモバイルへ切り替えることだからです。

ところが、インデックス対象が切り替わることによって発生するさまざまな要因によって、検索結果の品質を維持することが難しいようなのです。

クオリティニュートラルを妨げる要因にはたとえば次のようなものがあります。

  • モバイルページに張られているリンクはPCページに張られているリンクよりもずっと少ない――重要なランキング要因であるPageRankの算出に大きな影響
  • モバイル対応していないサイトが依然として多く存在する――モバイルページがなければPCページをインデックスするけれど、評価が変わってしまうことも
  • (Google がサポートする)モバイル構成に適切に設定できていないサイトがある――アノテーションの不備
  • コンテンツや構造化データをモバイル向けページで省略している――PCとモバイルとで差が生じる

こうした問題は一朝一夕には解決できないようです。

とにもかくにも、導入計画が明るみに出たときには大騒ぎになった MFI ですが、実際の導入は正直に言って、いつになるかまったく不透明です。
少なくとも言えることは、MFI を Google は確実に導入するということです。
途中で頓挫することだけはなさそうです。

[Source]
Google's mobile-first index likely not coming until 2018 at earliest

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