ドメインプロパティ登録を勧めるメールをSearch Consoleが誤送信

[レベル: 中級]

Search Console でのドメイン プロパティ登録を勧めるメールを Google は一斉送信しました。
ところが、一部のサイトには不適切な内容で送ってしまいました。

権限がないプロパティにも送信

次のようなメールが送られてきます。
Search Console で管理するサイトが多い人には大量に届いているかもしれません。

すべてのデータを 1 つのプロパティで表示できます。Message type: [WNC-20115513]

1 つのプロパティで全データを表示できます。<サイト URL>

Search Console ですべてのプロパティ データを管理するために、さまざまなサブドメインとプロトコルを切り替えるのにうんざりしていませんか?ドメイン プロパティを使用すれば、サイトのサブドメインとプロトコルの全バリエーションを 1 つのプロパティで確認できます。

ドメイン プロパティでは、すべてのサブドメインと http/https/www/m バリエーションのデータとタスクが 1 つのプロパティにまとめて表示されます。新しく追加するサブドメインやプロトコルに関しても、ドメイン プロパティに自動的に含まれます。ドメイン プロパティの詳細をご覧ください。

ドメイン プロパティでサイトを確認することで、プロパティ管理を簡素化できます。

勧められるがままに「<サイト URL> を確認する」のボタンをクリックするとドメインプロパティの設定ページが開くのですが、「このプロパティへのアクセス権がありません」と怒らます。

このプロパティへのアクセス権がありません

所有権を持っていないサイトにまで送ってしまっています。

ドメイン名が切り取られている

所有権がないサイトへの誤送信はまだかわいいレベルです。
もっとひどいのは、ドメイン名の最初の数文字が切り取られてしまっている通知です。

登録してるプロパティのドメイン名が suzukikenichi.com だったとすると、先頭の “s” が抜けた uzukikenichi.com として通知が来ます。

こちらは、r.com というドメイン名のサイトをドメインプロパティ登録するように勧める通知です。

けっして r.com ドメインを管理しているわけではありません(1 文字のドメイン名を所有していたら今はものすごい価値がありますね)。

ドメイン プロパティを登録するか無視

ドメインプロパティ登録を推奨する通知自体は誤った内容ではありません。
管理権限があるプロパティなら、ドメインプロパティを登録するといいでしょう。

そうではなく、管理権限がないドメイン名のプロパティなら無視します。
クロールやインデックス、ランキングに悪い影響を与えるような問題は発生しません。

とりあえず、人騒がせな誤送信でした。