[レベル: 中級]
Google は、ウェブ検索のスパムに関するポリシーのドキュメントを更新しました。
スパムポリシーにおける表現を明確化
更新といっても、内容が著しく変更されたり新しいスパムが追加されりしたわけではありません。
Google は、定期的にドキュメントの見直しと更新を行っており、今回の更新もその一環です。
それでも、通達する程度の変更が加わっています。
特定の箇所の改訂というよりも、ドキュメントの全体的な改善です。
- 一部の表現を明確化し、ウェブスパムとは何か、どのような手法が用いられるのかに焦点を当てた
- ブログ記事からの関連情報を統合し、参照しやすくした
- スパムポリシーを回避しようとする行為も、検索順位の低下または検索結果からの除外につながる可能性があることを明確にした
統合したブログ記事からの関連情報とは、「サイトの評判の不正使用」でポリシー違反に該当しない「密接な関与」についてのブログ記事の説明です。
📝すずきメモ:この説明自体もブログ記事の公開後に追加された
次の段落が、「サイトの評判の不正使用」ポリシーの説明に追加されました。
ブログ記事の説明を若干修正したものです。
Close oversight or involvement is when the first-party hosting site is directly producing or generating unique content (for example, via staff directly employed by the first-party, or freelancers working for staff of the first-party site). It is not working with third-party services (such as “white-label” or “turnkey”) that focus on redistributing content with the primary purpose of manipulating search rankings.
「密接な監視または関与」とは、第一当事者であるホスティングサイトが、独自のコンテンツを直接、作成または生成している場合を指します(たとえば、第一当事者が直接雇用するスタッフや、第一当事者のスタッフのために働くフリーランサーなどを通じて)。これは、検索順位操作を主目的としたコンテンツ再配布に特化した第三者サービス(「ホワイトレーベル」や「ターンキー」など)を利用している場合ではありません。
スパムポリシーのドキュメントの旧バージョンと新バージョンをサイド・バイ・サイドで比較したものを Search Engine Roundtable が作成しています。
差異をつぶさに知りたい方はそちらを参照するといいでしょう。
新旧を左右に並べたのではなく、追加・削除箇所だけを 1 ページで比較したものを僕も画像 (PNG) で作成したのでこちらも参考にしてください。